新たな技法を加えてリペアワークショップを予約不要で開催
山と道修理部の北島が講師となり、山と道のメリノウール製品の穴あきを補修するリペアワークショップを行います。
ULハイキングの道具は、軽量性や優れた機能性と引き換えに、強度や耐久性が低い場合もあります。また、メリノウール製品は、羊に包み込まれるような着心地や強力な消臭作用と調温・調湿機能がハイキングを快適にする一方で、動物性繊維(タンパク質)のため衣類害虫に最も好まれます。
そこで、今回は誰にでもできるメリノウール製品の補修法をご紹介すると共に、参加者の皆さんにご持参いただいた穴があいた山と道のメリノウール製品を実際に補修していきます。
実際に自分の手で修理することで、道具の理解が深まり、道具への愛着もさらに増すことでしょう。
- ULハイキングにおける修理の重要性を学ぶ
- 山と道製品の修理事例を紹介
- 穴があいた山と道のメリノウール製品を修理する
- 予約不要
HLC鎌倉/関西 山と道修理部のメリノウールリペアワークショップ
場所:山と道 材木座(神奈川県鎌倉市)
開催日:3月3日(日)
会場:山と道 京都(京都府京都市下京区)
開催日:3月24日(日)
時間:11:30ー12:30/14:00ー15:00/16:00ー17:00
定員:各回先着6名(予約不要)
参加費:無料
参加対象:道具の修理に興味があり、穴があいた山と道のメリノウール製品を修理したい方
山と道修理部スタッフ 北島市郎よりメッセージ
「チクチクと、一針、一針穴を繕う行為は、どこか山歩きに通じるものがあります。目の前の細かい作業に集中していると、頭の中が空っぽになって、はじめは大きかった穴が気づいたらあと少しで塞がりそうになっている。あんなに遠く感じたピークが、気づけばすぐそこにある、あの不思議な感覚に似ています。修理という手作業を通じて道具の理解を深めると共に、より愛着が湧くオリジナルの道具を一緒につくりましょう!」
※北島執筆の『山と道修理部通信』もご覧ください。
『山と道修理部通信#1 メリノウールの穴を補修する』
『山と道修理部通信#4 穴あき修理の実例紹介』
持ち物
穴が空いた山と道のメリノウール製品
※下記は今回のプログラムで修理可能な製品の一部です。
100% Merino Light Crew Neck / 100% Merino Light
Sleeveless / 100% Merino Pullover / 100% Merino Hoodyなど
※下記は今回のプログラムでは修理ができません。
Merino Shirt / Merino Coach Jacket / Merino 5-Pocket Pants / Merino Cap / Merino Knit Cap
※穴が空いた製品がない場合、リペア体験のみも可能です。
※リペアに必要な道具はこちらでご用意します。
リペア方法
- フェルティング技法:フェルト専用の針でウール原毛と共に刺し固める技法(写真左)
- 刺し子技法:重ねた布を手で細かく刺し縫いして補強する技法(写真右)
山と道修理部スタッフ
北島 市郎 Ichiro Kitajima
山と道の修理、サンプル制作を担当。高専出身、映像機器メーカーでのエンジニアを経て、手仕事の道へ。さまざまなブランドのコレクションを手掛けるサンプル縫製工場にて、裁断士として11年勤務。自然に近い暮らしを模索していた時に山と道と出会い、その思想に衝撃を受け新たな挑戦を決意。その思想を少しでも形に出来るよう、試行錯誤中。ものづくりと自然が好きで、いつか自給自足をすることが夢。