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申込締切

『先生、いじめが起きました!』 ~大慌てする前に知りたい いじめの理解と対応~

「日本スクールカウンセラー協会」主催 第5回全国研修会
  • 正会員専用の申し込み枠 :¥2,000   申込締切
  • 非会員用の申し込み枠 :¥3,500   申込締切
申し込みは終了しました
『先生、いじめが起きました!』
~大慌てする前に知りたいいじめの理解と対応~

 日本では2013年に「いじめ防止対策推進法」ができて、国、自治体、学校、及び学校の設置者が協力して、組織的にいじめの未然防止、早期発見対応、事案対処に取り組むことが定められました。法律にもとづくいじめ防止対策組織が常設されたことなどにより、何かいじめ事件が生じた時だけでなく、日頃からいじめを防ぐという意識は少しずつ醸成されつつあります。しかし一方で、増え続けているいじめ重大事態をいかにして防ぐのかという点においては、まだ課題が山積しています。
 そのため今回の全国研修会では、いじめの通常事態対応についてSCが知っておくべきことを中心に、その理解と対応を学びたいと思います。
実行委員長 吉村隆之
研修会場
Zoomによるオンラインビデオ会議を使用
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住所
アクセス

講義担当者より

星出智絵(福岡県SC)/吉村隆之(九州大学)

講義「当事者の視点から考えるいじめの理解」

本講義では、いじめに関わる加害者、被害者、傍観者、担任、スクールカウンセラーそれぞれの気持ちについて、個人で、またグループワークで考えていきます。それぞれが陥りやすい心理状態や、その過程に理解を深めることで、そうならないために日頃備えておきたい予防について、考えていきます。
いじめを見逃さない力、支援や予防のヒント、ご自分の言動を振り返る一助にして頂けますと幸いです。

徳田仁子(私立高校SC/京都光華女子大学)

講義「加害vs被害、簡単に言えないいじめ対応」

SCは学校内の「いじめ防止対策委員会」に所属していることが多いと思いますが、学校現場でいじめに直接関わることは案外少ないかも知れません。実際にSCとして関わってみると、各人の感じ方や捉え方などの微妙な違いが拡大するような事情や背景が分かり、「加害者」「被害者」または「傍観者」と簡単に同定することが難しいと感じます。さらにインターネットが絡むと、問題はより複雑で見えにくいものになってきます。
本講義では、SCの立ち位置をどのように定め、どのように理解し対応することが可能なのか、皆さんと検討できれば幸いです。

後藤沙苗(岩手県SC)

講義「学校外で起こったいじめの対応」

いじめは、学校内でのみ起こるとは限りません。
加害者、被害者が同じ学校に在籍しているとも限りません。学校外で、他校に在籍する生徒からいじめに遭い、SCが相談を受けることもあります。いじめの現場が学校ではなく、そして一つの学校ではおさまらないいじめの場合、誰がどのように対応するのか、一学校のSCとして何が求められるのか。
SCの葛藤も含めて紹介し、実効的な組織体制について考えたいと思います。

益子洋人(北海道SC/北海商科大学)

講義「失敗から学ぶいじめ対応」

「失敗の科学」という書籍があります。その主張は、失敗を直視し、具体的な改善策に生かすことで、失敗をより減らすことができる。だから、失敗から積極的に学ぼう、というものでした。
これまで、いじめ対応への失敗が、どれだけあったことでしょう。しかし、不幸中の幸いにして、わたくしたちには、それらの失敗を振り返る手掛かりが用意されています。たとえば、世に溢れる(溢れてしまっている)、いわゆる「いじめ重大事態調査報告書」は、その最たるものでしょう。これを生かさない手はありません。
この話題提供では、公開され、入手可能な「いじめ重大事態調査報告書」の一部について、おもにSCの関与という視点からナラティヴレビューした結果の報告を試みます。

研修内容

受け付け 9:30~
午前の部 10:00~12:00

【第一部】いじめの理解 司会:田波 勝(東京都SC)
 〇「当事者の視点から考えるいじめの理解」
   星出智絵 (福岡県SC)/吉村隆之 (九州大学)

お昼休憩 12:00~13:00

午後の部 13:00~16:30

【第二部】事例から考えるいじめの対応 コーディネーター:本間友巳(京都教育大学名誉教授)
 〇「加害vs被害、簡単に言えないいじめ対応 」
   徳田仁子(私立高校SC/京都光華女子大学 )
 〇「学校外で起こったいじめの対応」
   後藤沙苗(岩手県SC)
 〇 「失敗から学ぶいじめ対応」
   益子洋人(北海道SC/北海商科大学)
  
【第三部】グループ討議 進行:吉村隆之(九州大学)
 グループ討議では、SC経験年数でグループ分けをして、「3つの話題提供を聞いて感じたこと、考えたこと」や「SCとしていじめ事例に関わるときの工夫や留意点」などをテーマとして話し合いを行います。

※ 全日程参加の方は臨床心理士研修ポイントの申請を予定しています

研修申し込みの流れ

研修申し込みフォームでの申し込み
(本ページ上部もしくは下部の「研修会に申し込む」ボタンより)
 ↓
研修費支払い
(参加申し込みフォームに続いて、支払いが可能)
 ↓
Zoomの事前登録
(参加申し込み自動返信メール内の登録URLより登録)
 ↓
Zoomより当日のミーティングID(URL)が発行
(事前登録時に登録したメールアドレス宛てにミーティングIDが配信)

【注意事項】
事前登録手続きによって発行されるZoomミーティングIDは、それぞれの参加者で異なる固有のミーティングIDになります。
固有ミーティングIDを用いて他者が研修会にアクセスした場合、申し込まれたご本人がミーティングに参加することができなくなりますので、固有ミーティングIDの管理には十分にお気を付けください
なお、固有ミーティングID管理に起因するトラブルには研修会主催者は関知しかねますのでご承知おき下さい。

主催団体【日本スクールカウンセラー協会】(略称:日本SC協会)について

前身である「SCの未来を創る会(SC未来の会、2020年発足)」をより発展させるために2023年4月に移行。学校等でスクールカウンセリング業務を行う者(スクールカウンセラー)及びその支援を行う関係者相互の連携を密にし、スクールカウンセラーの資質、技術及び地位の向上を図り、その活動を通して広く子どもたちの健全育成、家庭と学校の協働及び地域社会の健全な発展に寄与することを目的にしている。

<理事>
荒井久美子(京都)、石川悦子(東京)、植山起佐子(岡山)、内田利広(京都)、雲財啓(兵庫)、窪田由紀(福岡)、高田 晃(山口)、後藤沙苗(岩手)、小林哲郎(京都)、阪口裕樹(愛知)、進賀友一(岡山)、高田みぎわ(京都)、田波勝(東京)、徳田仁子(京都)、福田憲明(東京)、本間友巳(石川)、益子洋人(北海道)、松岡靖子(東京)、吉村隆之(福岡)、渡邊容子(新潟)
<監事>
永田法子(愛知)、中村泰江(北海道)
<事務局>
川嵜由起美(兵庫)、鈴木美和(奈良)、花井博(愛知)、松丸未来(東京)

正会員・非会員の参加料の別

本研修会への参加料は、日本スクールカウンセラー協会 正会員2,000円非会員3,500円となります。
日本スクールカウンセラー協会 正会員の先生方は、ログインした上でお申し込みいただくと2,000円でお申し込みが可能です。
正会員の方が誤って非会員としてお申し込みされた場合でも、申し込み枠の変更はシステム上できかねますので、ご確認の上お申し込みください。

なお、非会員の方で、今回の研修会前に日本スクールカウンセラー協会正会員にご入会希望の方は、以下のURLより本協会加入要件などをご確認の上、お申し込みください。
https://school-counselor.net/join/
入会手続き後には正会員参加料2,000円にてご参加いただけます。

なお、本協会への加入は加入審査がございます。
本研修会前に加入審査を完了させるためには、8月31日までに上記URL先の加入登録を済ませ、その後送信される加入要件確認フォームに9月7日までに入力完了する必要があります。
9月7日までに加入要件確認フォームへの入力を完了された方は、9月14日に加入審査結果をご連絡します。入会が認められた方は、会員ページより正会員参加料2,000円にてお申込みいただけます。

それ以降の加入申し込みに場合、今回の研修までに加入審査は間に合いませんので、研修会申し込みのタイミングで本協会への加入を希望される場合は、十分余裕を持ってお申し込みいただきますようお願いいたします。
申し込みは終了しました