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申込締切

なぜ私の子どもは高校で「共に学ぶ場」が保障されないのか~日弁連に人権侵害救済の申し立てをするまで~

(東京大学・インクルーシブ教育定例研究会)
申し込みは終了しました
3000名募集

この度、熊本県にお住いの廣岡映頼(てら)さんのお母様、廣岡睦美さんと弁護士の橋本智子さんをお迎えして、オンライン研究会を開催いたします。

現在15歳の映頼さんはダウン症による重度の知的障害がありますが、小学校3年生から中学校卒業まで普通学級で友達と一緒に学び、育ってきました。高校進学を希望した映頼さんでしたが、受験した県立高校では受験者が募集人数に足りなかったのに不合格者(定員内不合格)となってしまいました。
保護者の睦美さんは、中学や高校、県教育委員会と交渉を続けてきましたが、事態は改善されず、2024年7月に日本弁護士会に人権侵害救済の申し立てを行いました。
このイベントでは、映頼さんの小学校・中学校時代の「共に学ぶ」中でのかけがえのない体験や、高校進学の過程で保護者が実感した障壁について具体的に語っていただきます。また、今回の申し立ての代理人である橋本智子弁護士からは、その障壁がいかなる人権侵害にあたるのかについてお話を伺い、さらに、弁護士会への申し立ての仕方について具体的にお話をうかがいます。

橋本さんは、文科省が2022年に出した4・27通知に対して、大阪弁護士会に人権侵害救済の申し立てを行った方です。詳しくは以下の記事をご覧ください。
「インクルーシブ教育」は人権だ ~大阪弁護士会が文科大臣に突きつけた勧告

学校との交渉がうまくいかないとき、弁護士会への申し立ては権利回復の重要な選択肢となりえます。学校による悪意なき権利侵害に悩んでいる保護者の方はもちろんのこと、インクルーシブ教育に関心のある市民の皆様にぜひご参加いただきたい研究会となっています。

お申込みいただいた方には、後日録画をお送りしますので、当日ご都合がつかない方も安心してお申し込みいただけます。

周りにご関心のある方がいらっしゃいましたら、ぜひシェアしていただけましたら幸いです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

主催:東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター
会場
オンライン(無料)
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住所
アクセス

講演者紹介

廣岡睦美さんと映頼さん

(睦美さん自己紹介)15年前に三男を産んでビックリ、ダウン症。覚悟を決めて子育てを始めてみたら、育てられているのは私。三男と周りの子どもたちの「共に生きる力」を目の当たりにしながら多くの学びを与えられ、インクルーシブ教育/社会を目指す事が私の使命だと信じて突き進む熊本のお騒がせ母ちゃん。 2022年に、インクルーシブ教育を目指す仲間たちのオンラインコミュニティ「ともまなネット」を立ち上げ、現在「ともまなネットくまもと」の仲間たちと「同じ場で共に学ぶ教育を考える集い」を県下各地で開催中。

橋本智子さん

1972年 10月生まれ(千葉県)
1992年 国府台女子学院高等部卒業
1996年 慶應義塾大学法学部卒業
2003年 弁護士登録
2008年 あおば法律事務所を立ち上げ
DV、モラル・ハラスメント、虐待
夫婦・親子の問題全般
セクシャル・ハラスメントなど、働く場におけるハラスメント
消費者被害・消費者問題(クレジット・訪問販売などをめぐるトラブル、悪質商法など)
著書に『モラル・ハラスメント: こころのDVを乗り越える』(緑風出版、2014年)、『Q&A モラル・ハラスメント』(明石書店、2007年)など。

タイムテーブル

時間 内容
10:00 ご講演
11:30 10分休憩後、質疑
12:00 終了予定(30分程度延長の可能性あり)

注意事項

・文字通訳による情報保障を行います。
そのほかの配慮が必要な場合、早めにご相談ください。

・当日、チャットで意見交流を行います。

・文字保障・チャット機能を十分にご利用になられたい方は、パソコンでのご参加をお勧めします。

・スマホやタブレットでは、文字保障を利用できなかったり、チャットの表示を消す機能が使用できないことがあります。ご容赦ください。

・ウェビナーで行いますので、カメラオフ、マイクオフでご参加いただけます。参加していることが他の方にわかることはありません。

・後半で質疑を行います。質問をお出しいただいたり、ご意見をご発言になる方については、お名前も含めて録画されます。その点、予めご了解のほど、お願いします。

・後日録画を配信します。ウェビナーの(切抜き)動画をSNSなどにアップすることはご遠慮ください。
申し込みは終了しました