人口減少に伴い増加する空き家は、生活環境の荒廃や地域自治の機能低下を象徴する深刻な課題です。本イベントでは、空き家を切り口に、地域再生と自治の未来、さらには持続可能な都市の形成に向けた道を探ります。先駆的な実践者や建築・法制度・政策の専門家を交え、制度の再設計や市民による主体的な地域づくりの可能性について議論し、持続可能な地域社会に向けた行動の契機を共有します。
▼日時:2025年7月26日(土)13:30-16:30(開場13:00)
▼会場:シティラボ東京(東京都中央区京橋3丁目1-1東京スクエアガーデン6階)
▼定員:会場参加50名/オンライン参加100名
▼参加費
オンライン参加:1,000円
会場参加:2,000円(会誌「現代総有」7号付)
*現代総有研究所会員および「現代総有」7号ご持参の方は1,300円
▼参加申込:本ページの「このイベントに申し込む」よりお申し込みください。
[7/25追記 ]直前に会場参加でお申し込みの方は、当日会場での現金払いでの申し込みを可としました。
本サイトでのシステム上、「無料」と表記されますが会場で所定の会費をお支払いください。
(極力、オンラインでの事前支払いいご協力をお願いします)
▼主催:現代総有研究所/協賛:エイチタス株式会社/協力:ほんの木
- 会場
- シティラボ東京
- ホームページ
- https://citylabtokyo.jp/
- 住所
- 〒1040031 東京都中央区京橋3丁目1-1 東京スクエアガーデン6階
- アクセス
- 東京メトロ銀座線「京橋駅」3番出口直結
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」7番出口より徒歩2分
都営浅草線「宝町駅」A4番出口より徒歩2分
JR「東京駅」八重洲南口より徒歩6分
JR「有楽町駅」京橋口より徒歩6分
コメンテーター/登壇者(順不同/敬称略)
鎌野邦樹/コメンテーター
早稲田大学名誉教授
山本理顕/コメンテーター
建築家
横浜国立大学名誉教授
Photo:©︎Tom Welsh for The Hyatt Foundation/Pritzker Architecture award
五十嵐敬喜/コメンテーター
現代総有研究会 代表
弁護士
法政大学名誉教授
吉原祥子/登壇者
東京財団 政策研究部マネージャー
丑田俊輔/登壇者
ハバタク株式会社 代表取締役
柿崎勇夫/登壇者
鶴岡市 建設部 都市計画課 主幹
プログラム詳細
キーノートスピーチ「空き家が示す自治の課題と現代総有」
登壇者:五十嵐敬喜(現代総有研究会 代表/弁護士/法政大学名誉教授)
【内容】本シンポジウム開催にあたり、各セッションを貫く問題提起を行います。空き家の問題をどう捉えるべきか。そして、解決の道筋を創り出すためには、どのような考え方が必要なのか。代表の五十嵐からみなさまへ論点を提示します。
セッション1 現場からの報告
報告① 空き家と起業「空き家起業と地域衰退の社会的解決」
登壇者:丑田俊輔(ハバタク株式会社 代表取締役)
モデレーター:原 亮(現代総有研究会/エイチタス株式会社 代表取締役)
【内容】秋田県五城目町で丑田氏が実践する「朝市通りの空き家活用」や「森山ビレッジ」などを題材に、空き店舗や遊休土地を活動規模に応じた経済設計で再生する手法や、多様な主体者が関わり合う取組について紹介します。起業による空き家活用の有効性と限界はどこにあるのか。そして起業の実践が、公共と私的領域のあいだの中間領域(コモンズ)に何を築いていくのか、掘り下げていきます。
報告② 空き家と自治「自治体が描く空き家戦略」
登壇者:柿崎勇夫(鶴岡市 建設部 都市計画課 主幹)
モデレーター:日置雅晴(現代総有研究会/弁護士/神楽坂キーストーン法律事務所)
【内容】鶴岡市のランドバンク事業を題材に、同市で起こっている空き家や遊休不動産の現状や課題をデータなどに基づいて把握し、地域で何が起きているのか、どこに構造的な問題があるのかを報告者の視点で読み解きます。あわせて、この先どのような戦略でこれらの問題に向き合い、利活用や再生に向けた取り組みを進めていくべきなのか、今後の方向性についても議論を行います。
セッション2 マンション法改正と空き家
登壇者:吉原祥子(東京財団 政策研究部マネージャー)
モデレーター:宮﨑一徳(現代総有研究会/みんなの政策研究所)
*動画メッセージ:杉尾秀哉(参議院議員)
【内容】土地基本法等、一連の法改正でのマンション法改正への流れや実効性への疑問について、モデレーターから問題提起を行い、同法改正で国会質疑に立った杉尾議員のコメントを紹介。吉原氏からは、土地基本法等、一連の法改正とマンション法改正の評価、「マンション空き家」の特異性や対応の難しさなどについて、コメントをいただきます。
コメンテーターによるコメント
コメンテーター:鎌野邦樹(早稲田大学名誉教授)/山本理顕(建築家/横浜国立大学名誉教授)/五十嵐敬喜(現代総有研究会 代表/弁護士/法政大学名誉教授)
【内容】各セッションの報告・議論を受けて、3名のコメンテーターが各々の見解に沿ってコメントをします。
アクション宣言/閉会あいさつ
【内容】現代総有研究会として、今後起こすべきアクションについて宣言します。また、参加者のみなさまも、ご自身で今度実践したいことなどを自由に表明ください。
【お問い合わせ先】
本シンポジウムに関するお問い合わせは、現代総有研究所 事務局までメールにてご連絡ください。メールアドレス gensoken2【at】gmail.com(担当:宮崎)
*ご送付の際は【at】はアットマークに変えてください。
*本シンポジウムについて、会場のシティラボ東京へ直接お問い合わせをすることはお控えください。