【iNEXT有料会員専用お申込み】心理職の“稼ぐ”をサポートする

◆日程とプログラム
2025年11月8日（土）　9時〜12時
（Zoomによるオンライン・セミナー）

＜無料！＞「心理職が豊かになる」研修会
心理職の“稼ぐ”をサポートする
―「心理サービスと心理職の雇用」の創出に向けて―

【企画趣旨】
なぜ今、「心理職の雇用創出」なのか？
―産業分野の「心理サービス・マーケット」開拓に向けて―

講師：下山晴彦　臨床心理iNEXT代表

【問題提起】
産業分野における心理サービスの現状と課題
―心理職自身が豊かになるために―

講師：坂井一史　聖徳大学 准教授　



【基調講演】
新たな「心理サービス」の事業化に向けて
−心理職と職場の協働をサポートする−

講師：上田知子
パーソルビジネスプロセスデザイン（株） マネージャー




◆参加費　
臨床心理iNEXT有料会員（初級/中級会員・大学院会員・学部会員）：無料　定員：150名

※フロンティア会員（無料会員）の方は、下記の【iNEXT有料会員以外・一般用】よりお申し込みください。

　★有料会員の方のリアルタイム視聴の申し込みページです。
　　オンデマンド視聴は含まれておりません。
iNEXT有料会員以外・一般用の方：無料
こちら【iNEXT有料会員以外・一般用】よりお申し込みください。

◆申し込み締め切り
2025年11月4日（火）24:00　
（同日時をもちまして本申し込みページが無効となります。定員に達した場合には、締め切り日を待たずに無効となります。）

※ Zoom URL等は、11月5日（水）にご登録メールアドレス宛に配信する予定ですので、必ずメールの内容をご確認ください。
※ 上記を過ぎても当日のご案内が届いていない場合は、迷惑メールをご確認ください。 見当たらない場合11月7日（金）12：00（正午）までに<user-support@cpnext.pro > までお知らせください。

※ 当日参加できない方に向けて「オンデマンド視聴のお申込み」を設けております。
参加費用：無料

◆問題意識
公認心理師制度は、公的制度の中で心理職を活用するために作られたものです。公的制度の財源は国民の税金によって賄われており、そこでは営利活動は認められません。したがって、下請け的立場にある心理職は、身分としても不安定なだけでなく、いくら努力をしても賃金を上げることは難しいのです。
社会的ニーズに応えて心理職がより良い心理支援を提供する努力をしても、それによって心理職の賃金が上がることはありません。その点で公的制度の下では「心理サービスのマーケット」は存在しないことになります。

そのような中で、産業分野は、間接的には制度の制約はあるにしろ、直接的には経済の論理が優先され、ビジネスの営利活動が目的となっています。その点で心理職は、産業分野においては、ビジネスとして主体的に専門的な心理サービスをユーザーに提供することで、その営業努力に見合った収入や賃金を得ることが可能となります。産業分野こそが、心理職が主体的に「心理サービス・マーケット」を開拓し、発展させる領域となります。

◆企画趣旨
専門的心理支援をユーザーに提供するサービスを発展できれば、それ相応の収入を得て「心理職が豊かになる」ことが可能となります。ただし、産業分野は、多くの場合、企業がビジネスの論理で活動を展開しています。そのため、これまでの産業分野の心理支援は、企業組織の営利活動に資するのに役立つ枠内で行われることに止まっていました。具体的には社員の健康管理に役立つという限りにおいて活用されていました。しかし、近年では、社員の精神的健康があまりに酷いので働き方改革が言われ、健康経営や人的資本経営といったことも言われるようになっています。

そのような産業分野の変化の中で、心理支援を組織内の社員対応だけでなく、心理支援そのものをサービスとしてビジネス化していくことが可能となっています。そのような心理サービスの発展があって初めて「心理サービス・マーケット」の展開が可能となります。
そのための方法としては、
１）これまで個別に行われていた心理支援の開業活動をネットワーク化して業界を形成する
２）企業と連携して心理サービスそのものをビジネス化していく
の二つの進め方があります。

今回の研修会では、この２）の方途を検討します。そのために①現行の産業分野における、企業内の社員対応の心理支援活動の限界と、それを超える可能性を検討します。
次に②として、心理サービスをビジネス化するためには有能な心理職がそこに参加し、サービスの質を高めていくことが必要であることを議論します。そして、心理職の流動化に向けて心理職と職場の人材マッチングのシステム構築の重要性を検討します。

多くの方のご参加をお待ちしております。