まぁまぁ、ちょいと休もうや。
魂馬を内に抱え、日本を熱くした馬のこと、ひとつ語ってやる。
------------------- 豆知識 --------------------
気まぐれな天才
ゴールドシップ(Gold Ship)
ゴールドシップは、「規格外の強さ」と「予測不能な自由さ」を同時に持っていた名馬です。
走ればGⅠを6勝する一流なのに、レースぶりはいつも一筋縄ではいきません。思い通りに走る日もあれば、気分次第で景色が変わる日もあります。
そのギャップごと愛され、ファンにとっては“勝っても負けても目が離せない存在”になりました。
基本情報
生まれ:2009年、牡馬(オス)、芦毛JBIS
父:ステイゴールド/母:ポイントフラッグ
通算:28戦13勝(うち海外1戦0勝)
主な勝ち鞍:皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念(連覇)、天皇賞(春)など
2012年 JRA賞・最優秀3歳牡馬
魅力その1:能力の“器”が大きい
ゴールドシップは、世代戦から古馬戦線まで、しかも中長距離の王道路線で結果を出しました。
3歳で皐月賞と菊花賞を勝ち、さらに有馬記念まで制覇しています。
速さだけでも、スタミナだけでもなく、「長い脚を使ってねじ伏せる総合力」がありました。
魅力その2:走りが自由で、レースそのものが物語
この馬の最大の個性は、強いのに“予定調和にならない”ところです。
一気に突き抜けて圧勝する日もあれば、道中の進みが怪しくてヒヤヒヤさせる日もあります。
それでも宝塚記念を連覇し、最後には天皇賞(春)まで勝ち切るのですから、ただの気分屋では終わりません。
魅力その3:人気が実力とキャラの両方で成立
ゴールドシップは成績が立派な一方で、ファンからは「ゴルシ」の愛称で親しまれるような存在感もありました。
強さで尊敬されつつ、自由さで愛される――この二段構えが人気の理由です。
「今日はどう走るのか」が毎回イベントになるので、見ている側の熱量も自然と上がっていきます。
縁福様のひとり言
ゴールドシップという馬はのう、頂まで届く器を持ちながら、走りはいつも気ままじゃった。
だから勝つことが“一本調子”にならん。毎回が事件で、毎回が物語になる。
強い馬は多いが、強さとあの個性を丸ごと愛された馬となると、そうはおらんのう。
きっとのう、この魂が宿れば、今年は「型破りで行こう」が合図になる一年かもしれん。
楽しみながら続く形が整ったとき、自然体のままで人を惹きつけ、気づけば応援が増えていく――そんな一年になるかもしれんの。