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<オンライン開催:東京大学バリアフリー教育開発研究センター・みんなの学校プロジェクト共催>コロナ禍でも「みんなの学校」をつくる

教室からインクルーシブな関係を築く先生たちの挑戦に学ぶ
申し込みは終了しました
映画『みんなの学校』の舞台となった、大阪市立大空小学校にかつて勤務されていた先生たちは、どんな地域でも「みんなの学校」は創れるはずという考えから、転出後も、「みんなの学校プロジェクト」(略称みんプロ)を作って勉強されています。

今回は、その「みんプロ」主催行事の第一回として、東京大学・バリアフリー教育開発研究センターとの共催イベントとして行います。

「みんプロ」の先生たちは、大阪市内の公立小学校で、コロナ禍において、子どもたちとどのようにインクルーシブな関係を作っておられるのでしょうか。そのお話をじっくりうかがうところから、研究会はスタートします。

当日は三部構成です。

まず第一部では、大空小学校の創立期のメンバーで、いまは大阪市立山之内小学校に勤務している三原統先生が、赴任先でどんな教室づくりをしてきたのかについてご講演いただきます。

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上に掲げたのは、三原先生の学級通信の一部です。三原学級の子どもたちが何を大切にしているかが見えてきますね。ここには出てきませんが、「ちむぐくる」という言葉、もとは沖縄の言葉で、とりわけて三原学級で大切にしてきた言葉なのだそうです。

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「ちむぐくる」という言葉は「たまたま同じ年に生まれ、同じ地域に暮らすみんなが、毎日のあたりまえの生活の中で、お互いの違いから学び、家族のような深い思いやりをもてるよう」にという想いを込めて沖縄では使われています。三原学級では、その言葉を手掛かりとして、「優しい気持ち、優しい心で、たくさんの人や出逢いを大切にする」ことを学級づくりの柱にされてきました。当日は「ほっこりエピソード」満載のお話から、公立学校で求められる教育とはなにかが改めて浮き彫りにされていくことでしょう。

10分の休憩の後、第二部では、4人グループぐらいに分かれていただき、保護者・市民・教師で、いまの学校についての悩みや希望について自由に語って頂く時間にしたいと思います。できるだけ、カメラとマイクをオンにしてご参加ください。(マイクをオンにできない方については、できれば第二部をご休憩いただければと思います)

第三部では、第二部の議論を受けて、改めてゲストスピーカーとご参加になられた皆さんとで、公立学校で「みんなの学校」をつくるために、いま出来ることはなにかについて話し合いたいと思います。

コロナ禍で、学校で出来なくなったことは沢山あります。でも、できることに目を向けた時、学校での学びの可能性はまだまだたくさんあるはずです。

もしかしたらいつもの日曜日よりちょっぴり早起きをしていただく必要があるのかもしれませんが、皆さんと一緒に、じっくりインクルーシブな学校をどうつくればいいかについて考えてみたいと思います。

また、「みんプロ」の今後の活動にもぜひご期待ください。

当日のご参加をお待ちしています。
会場
ホームページ
住所
アクセス

講演者紹介

三原統

現在、大阪市立山之内小学校教諭。大空小学校創立期のメンバー。アイディア豊かで、しんどい子どもから自らが学ぶことをとても大切にしてこられました。

徳岡佑紀

大空小学校で10年近く勤務し、現在は大阪市立住之江小学校教諭。子どもの気持ちをいつも考えている先生です。

村口飛鳥

大空小学校勤務を経て、現在は大阪教育大学附属天王寺小学校教諭。大空小学校で学んだことを活かして、現在は総合学習の研究に取り組んで居られます。

大島勇輔

大空小学校でボランティアをするうちに教師の魅力にとりつかれ、免許状を取得して小学校の教諭になり、そのまま大空小学校で初任期を過ごされました。現在は塩草立葉小学校教諭。

タイムテーブル

時間 内容
09:00 三原統先生による実践報告「ひとりひとりの違いから学ぶ」
10:30 10分休憩後、参加者によるブレイクアウトセッション:テーマ「コロナ禍でも学校で出来ること」
11:00 全員ディスカッション:いま改めて「みんなの学校」をつくるには
12:00 終了予定

注意事項

配慮事項のご希望につきましては、できるだけ2月4日までにご相談ください。

当日の録音・録画はご遠慮ください。
申し込みは終了しました