日本教育学会ではこのたび、連続オンライン座談会(全4回)を実施することにいたしました。
テーマは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と関連させた「パンデミックと教育:学びを支えるために何が必要か」です。
新型コロナウイルス感染症は今日、世界や日本の子どもたちとその教育に計り知れない影響を与えています。このような状況下で学びを支えるために何が必要か、その困難と展望をふまえた議論を行うことが、今回の座談会のねらいです。
第三弾は「教育と不平等――新型コロナウイルス禍をふまえて――」と題し、長期休校等の動きが「教育と不平等」の問題に与えるインパクト、それへの行政・現場の取り組みの可能性と限界、今後の研究のあり方などを議論します。
座談会3「教育と不平等――新型コロナウイルス禍をふまえて――」
【日時】2020年7月20日 18:00〜19:30
【形態】zoomウェビナー
【受付】事前申込(申込頂いた方にzoomのURLをお送りいたします)
【出席者】志水宏吉(大阪大学)、清水睦美(日本女子大学)、湯浅誠、(NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長 / 東京大学[特任教授])
【司会者】木村元(一橋大学)、堀本麻由子(東洋大学)
【定員】500名
【申込】事前申込制です。このページ下にあるボタンからお早めにお申し込みください。なお、お申し込みをいただいた方には、前日に電子メールにて、ZoomのID並びにパスワード等をお伝えします。
【Zoomウェビナーについて】
今回のオンライン座談会は、Zoomを活用して開催します。Zoomは昨今、大学の講義や様々な会議がオンラインへ化される中で、多くの方に活用されているWeb会議アプリケーションの一つです。PC、スマートフォン、タブレットなど、一般的なデバイスをお持ちであれば、Zoomをインストールして、座談会に参加することができます。
Zoom初心者の方は少々ハードルの高さを感じるかもしれませんが、Zoomを活用することで、以下のようなメリットを得ることができます。
- 会場に足を運ぶことなく、ご自宅等の安全な環境下で、座談会に参加することができます。
- 顔出しをする必要がありませんので、身支度を整えることなく、ご自宅でリラックして、座談会に参加することができます。
- 誰の目も気にすることなく、途中で参加することも、途中で退出することも可能です。
座談会は、YouTubeを活用して、LIVE同時配信する予定です。また、座談会の様子は、会員を対象とした限定公開という形で、後日、YouTubeで公開する予定です。以上のことを念頭に置いた上で、今回の座談会にご参加ください。
【主催】日本教育学会事務局・研究推進委員会・広報委員会
〔問合せ〕日本教育学会事務局 jimu@jera.jp
講演者紹介
志水 宏吉
大阪大学大学院人間科学研究科 教授
専門:教育社会学、学校臨床学
学校文化に関する比較社会学的研究。学力問題。ニューカマー問題。
主著『マインド・ザ・ギャップ』(大阪大学出版会、2016)、『日本の外国人学校』(明石書店、2015)、『「つながり格差」が教育格差を生む』(亜紀書房、2014)など。
清水睦美
日本女子大学 人間社会学部教育学科 教授
専門:教育社会学
学校臨床学、教育社会学、移民の子どもに関する研究。主著:「震災と教育」『岩波講座 教育 変革への展望2 社会のなかの教育』(共著、2016)、『「復興」と学校―被災地のエスノグラフィー』(共編著、岩波書店、2013)、『ニューカマーの子どもたち―学校と家族の間の日常世界』(勁草書房、2006)。
湯浅誠
全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長。東京大学先端科学技術センタ―特任教授。
1990年代よりホームレス支援に従事し、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長など。政策決定の現場に携わったことで、官民恊働とともに、日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。2014〜2019法政大学教授。著書に『反貧困』(岩波新書,2008年)、『貧困についてとことん考えてみた』(共著、NHK出版、2010年)など多数。
〈司会〉木村元
一橋大学 大学院社会学研究科教授
専門:教育学・教育史
子どもの社会化と人間の自立の様を、「教え―学ぶ」という対象だけではなく、「産み・育てる」など人間形成全体のなかに教育システムを位置づけるために、日本の社会と教育の関係史的な検討を行ってきた。主著『学校の戦後史』(岩波書店,2015)、『日本の学校受容』(編著)(勁草書房,2012)など多数。
注意事項
当日は通信量削減のため、カメラ・マイクを基本的にオフにしてご参加ください。また、匿名でのご参加が可能です。(匿名になさりたい場合、ログインする段階でお名前を記入する欄がありますが、そこを適当なお名前にして頂くことでご対応ください。また参加した後に、適宜お名前を変更することも可能です)
録音・録画についてはご遠慮いただけますようお願いいたします。(YouTube配信用として録画しますこと、併せてご容赦ください。)