梅雨の合間の公園で,きのこ博士・糟谷大河先生と一緒に、ひっそりと生えているきのこを観察し,名前を記録します。
雨天の場合は、糟谷先生によるキノコレクチャ―を新都市記念館にて開催します。
主催:特定非営利活動法人つくばいきものSDGs
ホームページ:https://www.tsukuba-ikimono-sdgs.org/
- 集合場所
- 洞峰公園 筑波新都市記念館前
- 住所
- 〒3050051 茨城県つくば市二の宮2-20
- 駐車場情報
- 公園の南北に2箇所の有料🅿があります。
3時間まで210円。4時間まで320円。
案内人 糟谷大河先生 紹介
案内人 糟谷大河先生からのメッセージ
慶應義塾大学教員インタビューより
~幼いころから生物や地学など,自然環境に関する分野に強い興味がありました。家の周りの雑木林や公園などを歩き回って,様々な生物を観察する日々を送っていましたが,中でも,ある日突然現れ,はかなく消えてしまう色とりどりのきのこたちを森の中で目にしたとき,その多様な姿かたちに感嘆しました。森の中に人知れず,様々な色や形をしたきのこがたくさん潜んでいるということに驚くとともに,地球上にはいったいどれくらいのきのこがいて,それらはどのように生きているのだろう,と疑問を持ち,大学入学以降,現在に至るまで菌類,特にきのこ類の多様性を明らかにすることを主な研究対象としています。~
~きのこは,日々の食卓に彩りを添え,健康増進にも一役買っているなど,私たちの生活に身近な生物です。しかし,地球上には,私たちの想像をはるかに超える数の未知のきのこたちが潜んでおり,その多様性の全貌は明らかではありません。そこで私は,日本や中国東北部など,東アジアを中心とした地域の海浜,里山や亜高山帯・高山帯を主なフィールドとして,野外調査によりきのこ類の標本を収集し,形態的・生態的な特徴および遺伝子の情報をもとに,それらの系統分類や生物地理に関する研究を行っています。きのこの視点で自然界を眺めてみると,私たちのすぐそばにも未知の世界が広がっていることに気づきます。例えば,豊かな緑が広がる日吉キャンパスの中にも,名前がさっぱりわからない(=新種かもしれない)きのこが潜んでいたり,日本ではまだ記録されていないきのこがひょっこり現れたりするのです。海外や,普段なかなか行くことのできない山岳地帯や離島などで野外調査をすることも非常に魅力的ですが,このように,身近な場所でも次々と新たな発見が得られるところも面白いと感じます。~
糟谷先生 「知られざる菌類・きのこを語る」
服装・持ち物
長袖長ズボン。歩きやすい靴。汗拭きタオル。筆記用具。飲料。雨具。あれば、ルーペ・きのこ図鑑。注意事項
採取したきのこは標本にします。持ち帰りはできません。8歳以下のお子さんは保護者同伴での参加のみ受け付けます。
事務局は、観察会全体の安全に留意します。
事前に当法人が参加者全員についてイベント保険の加入手続きをしますが、万が一が無いように、当日のお子さんの安全は、保護者の方が確保してください。