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学校現場の現状からインクルーシブ教育を考える:講師宮澤弘道先生

学校の排除的文化をどう変革するのか(東京大学・インクルーシブ教育定例研究会)
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今回ご登壇いただくのは、東京都で小学校教員をしている宮澤弘道さんです。宮澤さんは、「発達障害」と診断され、特別支援教育の対象児童が増えている背景には、学校における閉塞的な文化の問題があることを20年近く警鐘を鳴らしてきました。最近、東洋経済新報社の取材に応えて、次のように語っておられます。

「教師たちが当たり前のように思っている教室の環境が、一定の子どもを排除するルールになっていると感じています。2006年に改正された教育基本法では規律や規範が重視され、各学校で学力向上のための「学習スタンダード」が導入され始めました。「◯◯小学校スタンダード」などと、独自の細かい決まりごとを作る学校が増えています。」

「担任の工夫や周りの子への理解を促すことで通常学級にいられる子が、特別支援学級に追いやられる事例も多く見てきました。その結果、通常学級は「普通に成長した子ども」しかいられない教室になりつつあります。
昔の通常学級は、いろいろな子どもが集まる1本の大木でしたが、今はどんどん枝分かれして、幹の部分が細くなっています。」


(出典 https://toyokeizai.net/articles/-/579447)

ひとりひとりの教師に出来ることはあるけれども、ひとりで頑張っても「(さまざまなルールを設ける)学校文化」との「板挟み」になってしまうとし、鍵は学校文化の変革にあると宮澤さんは考えています。

では、学校文化の閉塞性とは具体的にどんな問題なのか。いかにして学校文化を変えていくことが求められるのか。教師に、そして市民や保護者に出来ることはなにか。宮澤さんのお話をうかがいながら、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

なぜ特別支援教育対象者が増えているのか、どうしたら学校文化の閉鎖性を変革することが出来るのか。インクルーシブ教育をどう学校で進めていくべきなのか。こういった問題にご関心のある皆様のご参加をお待ちしています。

 
会場
オンライン(zoom)、参加費無料
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講演者紹介

宮澤弘道

みやざわ・ひろみち/1977年、東京都生まれ。2003年から東京都公立小学校教員。著書に『「特別の教科 道徳」ってなんだ?』。『季刊 福祉労働』編集委員。「道徳の教科化を考える会」代表

タイムテーブル

時間 内容
20:00 ご講演開始
21:00 質疑、ディスカッション
22:00 終了予定(延長の可能性あり)

その他

当日はマイクオフ、カメラオフでご参加いただけます。
録音・録画はご遠慮ください。
お申し込みいただいた方にご講演部分のみを後日期間限定で共有します。
配慮事項のご相談は、以下にメールをお願いします。
また、フォームでのお申し込みが困難な場合も以下にメールをお願いします。

cbfe<アットマーク>p.u-tokyo.ac.jp

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