ちと一息入れんか?
魂馬を胸に秘め、日本中を沸かせた名馬の話でもしてやろう。
-------------------- 豆知識 --------------------
そして、みんなの愛馬になった。
キタサンブラック(Kitasan Black)
キタサンブラックは、派手な追い込みで沸かせるタイプではありません。
前(先行〜逃げ)でレースを組み立て、流れを握り、勝つ形を自分で作って押し切る――そんな走りで時代を作った名馬です。
強さが分かりやすく、しかも大舞台で結果を残し続けたからこそ、多くの人の心をつかみました。
基本情報
生まれ:2012年、牡馬(オス)
父:ブラックタイド/母:シュガーハート
主な騎手:北村宏司、武豊
通算:20戦12勝
GI:7勝(菊花賞、天皇賞〔春〕2回、ジャパンC、大阪杯、天皇賞〔秋〕、有馬記念)
魅力その1:レースが「王者の作戦」になる
キタサンブラックの気持ちよさは、直線で“飛んでくる”爽快感とは少し違います。
序盤から良い位置で折り合い、ペースを読み、勝負どころでスッと加速して、そのまま押し切ってしまいます。
勝つために前へ行き、レースの主導権を渡さない――この潔さが魅力です。
魅力その2:「勝ちに行って勝つ」強さが伝わりやすい
菊花賞で世代の頂点を取ったあと、古馬になってからの充実ぶりが圧巻です。
天皇賞(春)の連覇をはじめ、ジャパンC、大阪杯、天皇賞(秋)、そしてラストランの有馬記念まで、王道の大舞台で勝ち切りました。
偶然や展開に頼らず、自分の形で取りに行って結果を出すところに、確かな強さがあります。
魅力その3:天から与えられた人気
キタサンブラックは、愛され方にも理由があります。
大舞台で勝ち続けるから、応援がどんどん熱くなります。
さらに、北島三郎さんの所有馬として注目を背負いながら、その期待を結果で返し続けたことで、スターとしての説得力が増していきました。
縁福様のひとり言
キタサンブラックという馬はのう、前で流れを作り、自分の形を崩さずに押し切ってしまうやつじゃ。
派手に飛んでくる驚きではない。最初から最後まで主導権を握り、ここぞでスッとギアを上げ、そのまま勝ち切る。
大舞台でそれを繰り返すからこそ、人は安心してついて来るし、気づけば応援が大きなうねりになっていった。
「王道を走って、王道で勝つ」――これほど似合う馬も、そうはおらん。
きっとのう、この魂が宿れば、今年は自分の前進が“みんなの目印”になる一年になるかもしれん。
思いつきや個人技で終わらせず、誰にでも分かる形に整えて示せば、周りが同じ方向へ走りやすくなる。
そして一歩ごとに「ここまで来た」を共有していけば、応援も追い風に変わり、達成までの歩みが思った以上に速まるじゃろう。