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「やまゆり園事件から9年、私たちができること」 〜成田記者が見つめ続けた変わらない「社会の分断」と、「分けない」教育・社会への展望〜

東京大学・インクルーシブ教育定例研究会、オンライン、無料
申し込みは終了しました
3000名募集
1600名申し込み 9月12日現在

2016年7月26日未明、相模原市の神奈川県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員による痛ましい事件が起きました。あれから9年。私たちはこの事件から何を学んだのでしょうか。

事件が、障害のある人とない人を厳然と分けてきた私たちの社会のあり方を問いかけていることは、多くの論者によって指摘されてきました。

「しかし事件から9年が経過しても、社会はほとんど変わっていない」と振り返るのは、今回ご登壇いただく神奈川新聞記者の成田 洋樹さんです。成田さんは、この事件をきっかけに障害者をめぐる問題に関心を抱き、事件後も取材を続けてきました。成田さんは県立知的障害者施設「中井やまゆり園」の虐待問題について書いた連載記事の中で次のように述べています。

「できないこと」に着目していた園の姿勢は、障害を理由に分離・排除する学校教育や地域社会を色濃く反映している。(『神奈川新聞』2023年7月21日)

能力に着目し「分ける社会」を正当化する現実における差別の執拗さの中で、「分ける社会」を変えるために進んでいくべきインクルーシブ教育がなかなか進んでいかない現状も、成田さんは記事にし続けてきました。

今回は、取材を通して見えてきたこと、「インクルーシブ教育」という言葉が表層的に使われている現状、「分けない」教育・社会の実現を阻む問題等について、成田さんのお話をじっくりとうかがいたいと思います。

「誰もが人として当たり前に生きられる社会」をどう展望していくか、一歩踏み込んで成田さんと一緒に考えてみませんか。

お申込者には、後日録画を配信します。当日ご都合がつかない方も安心してお申し込みいただけます。

多くの方のご参加をお待ちしています。


東京大学大学院教育学研究科バリアフリー教育開発研究センター
会場
zoomウェビナー・オンライン、無料
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アクセス

講演者紹介

成田洋樹

神奈川新聞記者兼論説委員。
1975年生まれ、2000年から神奈川新聞記者。現在は報道部で教育分野を担当し、社説を書く論説委員を兼務。
2016年7月に起きた「津久井やまゆり園事件」を機に、障害者福祉と障害児教育について重点的に取材。障害者権利条約の19条(脱施設=施設ではなく地域の住居で暮らす)と24条(インクルーシブ教育=障害の有無にかかわらず共に学ぶ)に関わるテーマに関心がある。
 

タイムテーブル

時間 内容
10:00 ご講演開始
11:30 10分休憩後、質疑、ディスカッション
12:30 終了予定

注意事項

・当日は文字通訳による情報保障を行います。それ以外の配慮の必要な方は、できるだけ早い段階でご相談をお願いします。

・当日、チャットで意見交流を行います。

・文字保障・チャット機能を十分にご利用になられたい方は、パソコンでのご参加をお勧めします。

・スマホやタブレットでは、文字保障を利用できなかったり、チャットの表示を消す機能が使用できないことがあります。ご容赦ください。

・ウェビナーで行いますので、カメラオフ、マイクオフでご参加いただけます。参加していることが他の方にわかることはありません。

・後半で質疑を行います。質問をお出しいただいたり、ご意見をご発言になる方については、お名前も含めて録画されます。その点、予めご了解のほど、お願いします。

・後日録画を配信します。ウェビナーの(切抜き)動画をSNSなどにアップすることはご遠慮ください。

・お申込みをされた場合、今後、バリアフリー教育開発研究センター関連の催しのお知らせが届きます。ご不要な方は、申し込みの際に、「お知らせメールを受信する」のチェックを外してください。
申し込みは終了しました