2025/8/9(土) 13:0015:00Googleカレンダー登録
申込締切

友だちは最大の合理的配慮~ともに生き、ともに学ぶクラスをめざして~

東京大学・インクルーシブ教育定例研究会、オンライン、無料
申し込みは終了しました
障害者差別解消法によって「合理的配慮」の考えが日本に導入されてから、もうすぐ10年が経とうとしています。しかし、学校における合理的配慮は、必ずしも適切になされているとは言えない現状があり、インクルーシブ教育を推進していく上での一つとの課題となっています。
                      
今回ご登壇いただく兵庫県西宮市の小学校教員である谷口吉一先生は、支援が必要な子どもが、どうしたら通常のクラスで生活できるのかを子どもたちと一緒に考えながら、「ともに生き、ともに学ぶ」というインクルーシブ教育の実践に取り組まれてきました。必要な支援のあり方を大人が一方的に決めるのではなく、子どもたちと共に考えることで、障害児だけでなく、まわりの子どもたちも一緒に成長していく。谷口先生は、このことを「友だちは最大の合理的配慮」と呼んでいます。

しかし、谷口先生は、教員として採用されてから長い間、障害児は分けて教育するべきだと考えていて、障害のある子どもは「別の場で」「個別に」力をつけさせることこそが、障害のある子どもにとって最も大切な指導だと信じて疑わなかったと言います。そこから、なぜインクルーシブ教育に向けての一歩を踏み出し、分離教育が根強い西宮市で「ともに生き、ともに学ぶ」教育を実践するようになったのか。当日は、これまでの谷口先生の歩みを振り返りながら、私たち一人ひとりにいま何ができるのかを考えていきます。

インクルーシブ教育に関心のある教育関係者、市民、保護者の皆様に広くご参加いただきたい企画となっております。周りにご関心のある方がいらっしゃいましたら、ご案内いただけますと幸いです。シェア、拡散のほど、よろしくお願いいたします。

お申し込みの方には録画を後日配信いたしますので、当日ご都合のつかない方も安心してお申し込みいただけます。

皆さまのご参加をお待ちしております。

東京大学大学院教育学研究科
バリアフリー教育開発研究センター
会場
zoomウェビナー・オンライン、無料
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住所
アクセス

講演者紹介

谷口吉一先生のプロフィール

大阪府池田市出身。西宮市立今津小学校教員。1992年兵庫県中学校社会科教員として採用され、西宮市立瓦木中学校(7年)、西宮市立浜脇中学校(3年)に勤務。2002年より兵庫県教職員組合本部執行委員(専従・7年)として教職員組合運動に従事する。2009年浜脇中学校に復職(7年)し、最後の3年間は特別支援学級(自閉情緒)を担任する。この間、芦屋市の先輩教員から「子どもを分けることは差別だ」と教えられ、その言葉に衝撃を受け「ともに生きともに学ぶ教育」を追求しはじめる。2016年西宮市立高木北小学校新設に伴い異動。特別支援学級(肢体不自由)担任(3年)を経て、普通学級担任(5年)後、2024年西宮市立今津小学校に異動し現在に至る。インクルネット西宮副代表、兵庫県教職員組合障害児教育部長、日本教職員組合障害児教育部副部長、障害児を普通学校へ全国連絡会会員、公教育計画学会会員。

タイムテーブル

時間 内容
13:00 ご講演開始
14:30 10分休憩後、質疑
15:00 終了予定(30分程度延長の可能性あり)

注意事項

・当日は文字通訳による情報保障を行います。それ以外の配慮の必要な方は、できるだけ早い段階でご相談をお願いします。

・当日、チャットで意見交流を行います。

・文字保障・チャット機能を十分にご利用になられたい方は、パソコンでのご参加をお勧めします。

・スマホやタブレットでは、文字保障を利用できなかったり、チャットの表示を消す機能が使用できないことがあります。ご容赦ください。

・ウェビナーで行いますので、カメラオフ、マイクオフでご参加いただけます。参加していることが他の方にわかることはありません。

・後半で質疑を行います。質問をお出しいただいたり、ご意見をご発言になる方については、お名前も含めて録画されます。その点、予めご了解のほど、お願いします。

・後日録画を配信します。ウェビナーの(切抜き)動画をSNSなどにアップすることはご遠慮ください。

・お申込みをされた場合、今後、バリアフリー教育開発研究センター関連の催しのお知らせが届きます。ご不要な方は、申し込みの際に、「お知らせメールを受信する」のチェックを外してください。
申し込みは終了しました