愛知県や名古屋市などで「郷土三英傑」として顕彰されている織田信長・豊臣秀吉・徳川家康。この三名は、伊勢神宮に莫大な寄進を行ったことでも共通しています。
二十年毎に社殿を造り替え、御神体をお遷しする式年遷宮。それが、120年以上もの長きにわたり途絶した時代がありました。朝廷および室町幕府の衰退により、外宮では永享六年(1434)、内宮においては寛正三年(1462)を最後に中断します。
この復興に一役買ったのが、織田信長でした。彼の統一事業を引き継いだのは、豊臣秀吉です。その秀吉により、天正十三年(1585)十月、両宮の式年遷宮が復興します。そして、次の式年遷宮を差配したのが、徳川家康でした。以後、式年遷宮は江戸時代を通して安定化します。
以上の歴史を顧みつつ、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康が、伊勢神宮にとっても「三英傑」であったことを、確認して参りましょう。
二十年毎に社殿を造り替え、御神体をお遷しする式年遷宮。それが、120年以上もの長きにわたり途絶した時代がありました。朝廷および室町幕府の衰退により、外宮では永享六年(1434)、内宮においては寛正三年(1462)を最後に中断します。
この復興に一役買ったのが、織田信長でした。彼の統一事業を引き継いだのは、豊臣秀吉です。その秀吉により、天正十三年(1585)十月、両宮の式年遷宮が復興します。そして、次の式年遷宮を差配したのが、徳川家康でした。以後、式年遷宮は江戸時代を通して安定化します。
以上の歴史を顧みつつ、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康が、伊勢神宮にとっても「三英傑」であったことを、確認して参りましょう。
講師紹介
多田 實道
皇學館大学 文学部国史学科教授 曹洞宗神照山廣泰寺住職
その他
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