【オンデマンド視聴お申込み】複雑性PTSDの理解と臨床を深める

概要
臨床心理iNEXTでは、複雑性PTSDの問題理解を深め、適切な心理支援をしていくための研修会を開催します。講師は、精神科医として早くから複雑性PTSDの問題理解の臨床の重要性を指摘されてきた精神科医の原田誠一先生です※）。
※）https://www.kongoshuppan.co.jp/book/b597124.html

複雑性PTSDは、2018年に公表された国際疾病分類の第11回改訂版（ICD-11）で、新たに採用された項目です。単回の激しいトラウマ体験による心的外傷ではなく、特定のエピソードに限定されずに、持続的な暴力や暴言、ネグレクトや望まない行為の強制などの複数のダメージが積み重なった結果、生じる反応です。 

複雑性PTSDは、PTSDの主要症状（フラッシュバックや悪夢、過剰な警戒心など）に加えて、感情の調整や対人関係に困難がある等の問題が生じ、日常生活や社会生活上に支障をきたします。複雑性PTSDで生じる心理的問題は、恐怖、不安、怒りなどの強い感情の他に、自己評価の低下、対人関係の困難、自己認識の歪み、感情の調整の困難、無力感、孤立感などが含まれます。

このように心理的問題が生じるので、心理職が相談を受け付け、対応することが多くなります。その際、不安や抑うつなどの感情の問題を主訴として来談するため、複雑性PTSDの機序をよく理解していないと、主訴の背景にある問題の本質を理解できずに、誤った対応をする危険性が多分にあります。

さらに、複雑性PTSDはさまざまな症状を示すために、他の精神障害と誤診のされることも多くあります。例えば、うつ病、双極性障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、各種依存症、摂食障害、不眠症、身体化障害、解離症、ADHD等です。そのため精神科医や心療内科医と緊密な連携をとって心理支援を進めることが必要となります。

そこで、研修会では、精神科医の原田先生から、複雑性PTSDの問題理解を深めることともに、複雑性PTSDの臨床において心理職の留意点をお話しいただきます。そして、それを受けて米国在住の心理職の大谷彰先生と臨床心理iNEXT代表の下山晴彦が今後の医療と心理支援の連携の発展に向けての指定討論を行います。多くの皆様のご参加をお持ちしています。

講師
原田誠一　（原田メンタルクリニック院長／東京認知行動療法研究所所長）

指定討論
大谷彰　　（米国 Waypoint Wellness Center 心理職）
下山晴彦　（跡見学園女子大学教授／臨床心理iNEXT代表 ）


【注目本】
『複雑性PTSDとは何か』（金剛出版）




日程とプログラム
2024年3月21日（木）17:00～2024年4月3日（水）17:00
（2024年3月10日（日）のオンライン・セミナーの動画を配信します）

注目本「著者」研修会
複雑性PTSDの理解と臨床を深める
ー精神科医と心理職の連携に向けてー
　　
参加費
オンデマンド視聴：￥3,000　定員：300名
リアルタイム視聴に参加できない方に向けて「オンデマンド視聴」を設けております。

税込み：￥3,000（税抜き：￥2,728　税：￥272）

　★当日のリアルタイム参加はできません。
リアルタイム視聴…【iNEXT有料会員専用】【iNEXT有料会員以外・一般用】

申し込み締め切り
2024年3月20日（水）24:00　
（同日時をもちまして本申し込みページが無効となります。定員に達した場合には、締め切り日を待たずに無効となります。）

※ 視聴URL等は、３月21日（木）視聴開始時刻までにご登録メールアドレス宛に配信する予定ですので、必ずメールの内容をご確認ください。
※ 上記を過ぎても当日のご案内が届いていない場合は、迷惑メールをご確認ください。 見当たらない場合3月27日までに<user-support@cpnext.pro > までお知らせください。直前や当日の対応はいたしかねます。
※お申し込み後のキャンセル・返金は受け付けておりません。
※ 視聴期限間際や視聴期限を過ぎてからの視聴不可やURLの未着、期間延長のご希望などのお問い合わせにはお応えできません。