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やまゆり園事件10年と教育の現在地 ―― 記者が見つめた10年を高校生たちはどう受け止めたか

東京大学インクルーシブ教育定例研究会、オンライン、無料
申し込みは終了しました

3000名募集

2016年7月26日、相模原市の県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、入所者19人が殺害され、入所者と職員あわせて26人が重軽傷を負いました。
あれから10年。私たちの社会は、何が変わり、何が変わらなかったのでしょうか。
神奈川新聞の成田洋樹記者は、事件発生の2ヶ月後から現在まで、この事件を取材し続けてきました。10年の節目に連載した「やまゆり園は今 ―事件10年―」では、息子の存在を社会に示そうとする母、身体拘束をなくそうと試行錯誤する支援の現場、地域で暮らすことの可能性と壁を、ひとりひとりの生活の手ざわりから描き出しました。
成田記者はまた、新聞協会報への寄稿で、報道の側の課題そのものを問い直しています。事件を「特異な個人による特異な犯行」へと矮小化してこなかったか。障害のある人が地域社会から分離され続けている実態を、どれだけ凝視してきたか。「共生は分離の凝視から始まる」――その言葉は、報道だけでなく、教育に、そして私たち一人ひとりに向けられています。

教育は、この事件をどう受け止めるのか
本研究会が「教育の現在地」を副題に掲げるのは、この事件が教育の問題と切り離せないからです。障害のある子とない子を分けて育てる仕組みは、いまも当たり前のように続いています。国連・障害者権利委員会からの勧告を受けてなお、その風景は大きくは動いていません。「共に学ぶ」という言葉を、教育現場はどこまで引き受けられるのか。

今回は、成田記者の講演を受けて、東京大学教育学部附属中等教育学校の高校生が登壇します。高野慎太郎先生の「論理国語」の授業で、生徒たちはやまゆり園事件を教材として読み、考え、議論を重ねてきました。事件を「知っている」大人ではなく、事件の後に育った世代が、10年の取材にどんな言葉を返すのか。
さらに、その授業をつくってきた高野慎太郎先生からも、教室で何が起きていたのかを語っていただきます。

記者の10年と、高校生のいま。教える側と、学ぶ側。その往復のなかから、「共生社会」という言い古された言葉に、もう一度手ざわりを取り戻したいと考えています。

追悼でも、総括でもありません。10年目を、始まりの年にするための研究会です。ぜひご参加ください。

お申し込みいただいた方には、録画を後日配信します。当日のご都合が悪くても安心してお申し込みいただけます。

シェア・拡散を歓迎します。

東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター
共催:東京大学教育学部附属中等教育学校
会場
zoom、ウェビナー、オンラインのみ
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住所
アクセス

講演者紹介

成田洋樹

神奈川新聞記者兼論説委員。
1975年生まれ、2000年から神奈川新聞記者。現在は報道部で教育分野を担当し、社説を書く論説委員を兼務。
2016年7月に起きた「津久井やまゆり園事件」を機に、障害者福祉と障害児教育について重点的に取材。障害者権利条約の19条(脱施設=施設ではなく地域の住居で暮らす)と24条(インクルーシブ教育=障害の有無にかかわらず共に学ぶ)に関わるテーマに関心がある。

高野慎太郎

東京大学教育学部附属中等教育学校教諭。
大学院修了後、大正期に創立された私立中高一貫校に10年間勤務。長野県の協働学舎(障害の有無によらない生活共同体)との教育交流を継続するなかで、人権教育や共生教育の課題に出会い、授業においても議論を重ねてきた。
現在は、「自立した個人」の育成をめざしてきた近代公教育の教育理念を「強い教育学」として捉え直し、そこからこぼれ落ちてきた弱さやできなさ、依存や他者とのつながりを教育の出発点とする「弱い教育学」に関心を抱いている。

 

タイムテーブル

時間 内容
16:00 成田記者による講演
17:00 高野先生、高校生からの発表
18:30 質疑後、終了予定(若干の延長の可能性有り)

注意事項

・当日は文字通訳による情報保障を行います。それ以外の配慮の必要な方は、できるだけ早い段階でご相談をお願いします。

・当日、チャットで意見交流を行います。

・文字保障・チャット機能を十分にご利用になられたい方は、パソコンでのご参加をお勧めします。

・スマホやタブレットでは、文字保障を利用できなかったり、チャットの表示を消す機能が使用できないことがあります。ご容赦ください。

・ウェビナーで行いますので、カメラオフ、マイクオフでご参加いただけます。参加していることが他の方にわかることはありません。

・後半で質疑を行います。質問をお出しいただいたり、ご意見をご発言になる方については、お名前も含めて録画されます。その点、予めご了解のほど、お願いします。

・後日録画を配信します。ウェビナーの(切抜き)動画をSNSなどにアップすることはご遠慮ください。

・お申込みをされた場合、今後、バリアフリー教育開発研究センター関連の催しのお知らせが届きます。ご不要な方は、申し込みの際に、「お知らせメールを受信する」のチェックを外してください。
申し込みは終了しました