2023/9/15(金) 20:0022:00Googleカレンダー登録
申込締切

木村英子国会議員にうかがう「なぜインクルーシブ教育でないとだめなのか」

「分ける」という差別と闘い続けてきた中で-東京大学・インクルーシブ教育定例研究会(オンライン)
申し込みは終了しました
3000名募集

 今回ご登壇いただくのは、れいわ新選組の木村英子参議院議員です。木村さんは、1965年に横浜市で生まれ、生後8ヶ月のころ歩行器ごと玄関へ落ち、障害者になってから施設に預けられました。「家庭を知らず」、物心ついたときは施設のベッドで、施設の中にある養護学校(当時)に通って育たれたのだそうです。
 施設の中では毎日のように虐待を受け、「施設という名の地獄」から決別するために、19歳で家出するように施設を出て、自立生活を始めました。当時を木村さんは次のように振り返っています。

 19歳で初めて一人で外へ出たとき大勢の人がいるのに驚いた。
 19歳で初めて一人で外へ出たとき外の広さに圧倒された。・・・
 19歳で初めて一人で同じ年の健常者に話しかけて友だちになった。

 木村さんは言います。「分けられていくことが人を壊していく。障害者が健常者と分けられた時点で、生活のすべてにおいて人とのつながりを失う。同じ環境にいれば、お互いを認め合いながら折り合いをつけ、ともに生きる地域社会を創っていくことができる。」(「生きている!殺すな」編集委員会編『生きている!殺すな』(山吹書店、2017年)より)
 木村さんは、いま、国会議員としてインクルーシブ教育を精力的に推進しておられます。木村さんはいまの日本の普通学校や特別支援学校にどんな問題を感じ、なぜインクルーシブ教育を推進しようとしているのでしょうか。当日は、ご自身のご体験に即して具体的にお話をうかがっていきたいと思います。同時に、昨年9月の国連勧告を国会はどう受け止めているのか、勧告への文科省の反応は国会議員からどう見えるのかなど、最新の政治事情についても解説をしていただきたいと思います。

 カメラオフ、マイクオフでご参加いただけます。

 後日録画を期間限定でお申し込み者のみに配信します。当日、御都合が悪い方も安心してお申し込みいただけます。

 また、本情報のシェアを歓迎します。ご興味おありの方が周囲にいらっしゃいましたら、ぜひこの情報を共有していただけましたら幸いです。

 「分けられた」組織としてのいまの学校(普通学校普通学級・特別支援学級や特別支援学校)の問題を改めて具体的に考えてみたい方、政治の世界でインクルーシブ教育がどう議論されているのか知りたい方など、幅広く、皆様のご参加をお待ちしています。

(木村英子さんのインクルーシブ教育についてのお考えは、以下をクリックしてください。対談「日本のインクルーシブ教育を問う」
 
会場
オンラインのみ(zoom)、無料
ホームページ
https://www.p.u-tokyo.ac.jp/cbfe/
住所
アクセス

講演者紹介

木村英子

1965年 横浜市で生まれる。歩行器ごと玄関から落ちてしょうがいをもつ。
1972年 神奈川県立ゆうかり園に入所。施設に付属した養護学校に通う。
1984年 神奈川県立平塚養護学校高等部卒業。地域で自立生活を始める。
1994年 「自立ステーションつばさ」設立(東京都多摩市)。
2019年 参議院議員選挙に出馬し、当選。

タイムテーブル

時間 内容
20:00 ご講演開始
21:30 ご講演終了、休憩
21:40 質疑開始
22:00 終了予定(23時まで延長の可能性あり)

その他

ご自身での録画・録音はご遠慮ください。
当日、文字通訳による情報保障を行います。
その他の情報保障が必要な方は、9月5日までにご相談ください。
申し込みは終了しました