吉田松陰の死生観～安倍晋三さんの思い出を交えつつ～

吉田松陰は幕末の志士です。松下村塾という小さな塾で教育を行い、安政六(１８５９)年、数え年３０歳という若さで、処刑されています。処刑の前日に書き上げられた遺著『留魂録』には、松陰の「死生観」が美しく凝縮され、今も読む人の心を動かしてやみません。
松陰の死後、松下村塾で松陰の教えを受けた人々は、幕末から明治にかけて大活躍しました。たとえば、高杉晋作や久坂玄瑞、伊藤博文や山県有朋などなどが、よく知られています。
しかし、松陰の思想的な影響は、実は時間も空間も超えて、現代の政治家にも、大きな影響を与えているのです。その政治家とは、今は亡き安倍晋三さんです。かつて松浦先生は、生前の安倍さんに、先生の著書である『新訳　留魂録　吉田松陰の「死生観」』という本を、直接、お渡ししております。
講座では、松陰の死生観を、安倍晋三さんの思い出を交えつつ、松浦先生にお話ししていただきます。