2024/4/5(金) 20:0022:30Googleカレンダー登録
申込締切

「無根拠⇔自立⇔思い出 ~家族・支援者・当事者の外へ~」

東京大学・インクルーシブ教育定例研究会、オンライン、無料
申し込みは終了しました
今回ご登壇いただくのは、東京大学大学院人文社会研究科修士課程の愼允翼 ( しんゆに )さんです。愼さんは、脊髄性筋萎縮症により、24時間の介護保障で自立生活を送っています。
 
 愼さんは、小学校・中学校を地域の普通学校・普通学級で過ごしたあと、千葉県立船橋高校、河合塾を経て、東京大学文科3類に入学し、文学部を卒業した後、現在は大学院で18世紀フランス思想、特にジャン=ジャック・ルソーについて研究しています。

 愼さんの学部一年生の頃の学生生活について、ドキュメンタリーがあります。

 ある学生の視点 車いすから見上げた世界 ( 東京大学情報学環メディアスタジオ実習制作・2017)
 

初めての人と出会うとき、いつも聞かれてうんざりするのは次のような質問だったということです。

3歳で電動車イスが支給されたのですか?
制度がない時代にどうやって通常学級に通ったのですか?各イベントは?放課後は?
ヘルパーをつけて予備校・大学に「通学」しているのですか?
24時間の公費による介護体制ってなんですか?
ほとんどヘルパーが素人で大丈夫なのですか?
全介助で学部から東大…すごすぎますね?
勉強と障害の関係はどうだったのですか?
さらに、「どうしたら自分の子どもを自立させてあげられますか?」
等々。

しかし、生きる上で、自立することは「無根拠」でありながら同時に要請される。この葛藤をどのように捕まえるべきかと、愼さんは考えてきました。

当日は、非日常と日常の間に生き抜かれてきた「自立」の思想を、ご経験に即して、語ってくださいます。

ご講演は、障害当事者・家族・支援者への少し辛口の応援メッセージであり、「自立」とは何かを深く問い直す内容となっています。

障害当事者・家族・支援者の皆様や教育関係者の皆様だけでなく、改めて「生きる」とは何かを深く考えたい市民の皆様にもぜひお聞きいただきたい内容となっています。

録画を後日配信いたします。当日、ご都合によりご参加いただけない皆様にも安心してお申込みいただけます。

周囲にご興味ご関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ本情報をシェアしていただけたら幸いです。

皆様のご参加をお待ちしています。
 
会場
オンライン(無料)
ホームページ
https://www.p.u-tokyo.ac.jp/cbfe/
住所
アクセス

講演者紹介

愼允翼 ( しんゆに )

1996 年、千葉県生まれ。東京大学文学部人文学科哲学専修課程卒。東京大学大学院人文社会系研
究科 欧米系文化研究専攻 ロマンス語圏言語文化 フランス語フランス文学研究室 修士課程 2 年。
専門はジャン = ジャック・ルソーおよび 18 世紀フランス思想。厚生労働省指定難病の先天性疾患
脊髄性筋萎縮症により24時間の介護保障。電動車いす歴20年超。NHK・Eテレ「ハートネットTV・
B面談義」に出演。その他メディア掲載多数

千葉のどか

愼さんの高校時代の同級生。当日は愼さんとの対談でご登場いただきます。

東京工業大学 生命理工学院 
生命理工学系 生命理工学コース
山田研究室 博士後期課程2年

タイムテーブル

時間 内容
20:00 開始、講演
21:30 休憩(10分)
21:40 質疑(22時まで文字保障)
22:30 終了予定

その他

後日録画を共有します。
ご自身での録画を含め、SNSなどへの録画のアップはご遠慮ください。
文字通訳による情報保障を22時まで行います。
その他の配慮が必要な場合、できるだけ早くご相談ください。
申し込みは終了しました