保育のデザイン研究所セミナー2023 ~日比谷に集まれ!~
この度、保育のデザイン研究所は「日比谷研修センター」を開設いたしました。
8月より様々な分野の先生をお迎えし、セミナーを開催しております。
「蝉の音はうるさかったけど、この音は耳が気持ちよくなった。」これは、風鈴の音に耳を澄ませた5歳児の言葉です。子どもは、生活や遊びのなかで、身の回りの人の声やモノの音、あるいは自分がつくり出す音をしっかりと感受しています。そのインプットは、遊びのなかの表現につながり、その表現が人をつなぎ、モノをつなぎ、表現をつくり・つくりかえているのです。音楽表現においても、こうした彼らの感性は、保育者のちょっとした声がけに刺激され、感受が深まり表現に工夫が生まれます。子どもの感性と表現の世界を「音」を切り口として一緒に考えてみませんか?きっと、さまざまなアイディアが思い浮かび、音楽表現遊びの幅が広がることと思います。
※弊社on-line研修に載せるため撮影が入ります。(お顔が映らないように配慮を致します)
講師紹介
吉永 早苗
【プロフィール】
岡山県出身
岡山大学教育学部中学校教員養成課程音楽教育専攻、岡山大学大学院教育学研究科音楽教育専攻、
白梅学園大学大学院子ども学研究科博士課程修了。
修士課程修了後すぐに、ノートルダム清心女子大学家政学部児童学科に助手として採用され、講師、
助教授、准教授、教授、大学院教授を経て、2016年4月より岡山県立大学保健福祉学部保健福祉学科子ども学専攻教授・同大学院教授ののち、2018年4月より東京家政学院大学現代生活学部児童学科教授。2021年より副学長。
単著に、『子どもの音感受の世界―心の耳を育む音感受教育による保育内容「表現」の探究』萌文書林 2016、『音からひろがる子どもの世界』ぎょうせい 2021
共著『共感覚から見えるものーアートと科学を彩る五感の世界』勉誠出版 2016、『保育内容 表現』光生館 2018、『事例で学ぶ保育内容 領域 表現』萌文書林 2018、『保育内容「表現」』ミネルヴァ書房 2019、『10の姿プラス5・実践解説書』ひかりのくに 2018、『保育士キャリアアップ研修テキスト 保育実践』 中央法規 2019、『保育専門職と保育実践ー保育実習/保育内容の理解と実践』 全国社会福祉協議会 2019、 『子どもの活動が広がる・深まる 保育内容「表現」』 中央法規 2022など
過去、ピアノリサイタルや合唱等の伴奏、合唱指揮、「音楽から聴こえる物語、物語から聴こえる音楽」をテーマとした『音の絵本』の新作発表のピアニスト等も経験。
また、大学設置分科会専門委員、日本高等教育評価機構評価員、日本学術振興会科学研究費助成事業の審査員、高校の学校評議員、教科等一貫教育セミナー助言者(岡山市)、岡山市公私立保育園第2ブロック保育研究助言者、免許更新講習、キャリアアップ研修、講演や園内研修の講師等を務める。