2025/1/24(金) 20:0022:00Googleカレンダー登録
申込締切

イタリアのフルインクルーシブ教育からの示唆(東京大学インクルーシブ教育定例研究会・オンライン、無料)

日本のインクルーシブ教育を建て直すためにいまできること
申し込みは終了しました
定員3000名(約2750名申込み、1月24日現在)

日本の「インクルーシブ教育システム」としばしば比較されるのが、イタリアの「フルインクルーシブ教育」です。イタリアでは、1970年代に脱精神病院運動と連動して、特別支援学校の廃止が各地で進められ、いまでは、地域の普通学校・普通学級で、すべての子どもが学ぶことが権利として確立されるようになりました。
 イタリアの制度と実践から、改めて日本が参考にできることは何なのか。そのような問題意識から、今回は、神奈川県立鶴見支援学校教諭で東京大学非常勤講師の大内紀彦先生にお話をうかがいます。
 大内先生は、2023年度の一年間、休職し、単身イタリアに渡り、フルインクルーシブ教育についての研究を深めてこられました。研究の成果は、『フルインクルーシブ教育見聞録―イタリアの現場を訪ねて―』(現代書館)として今月公刊予定です(書名をクリックすると出版社の案内ページに飛びます)。
 一年間の研究成果から見えてきたこと、さらに帰国後の特別支援学校の勤務の中で改めて感じたことも含めてお話をうかがいます。

 インクルーシブ教育について深く考えてみたい方、いまの日本の特別支援教育の特徴について改めてみたい方などにご参加いただきたい企画となっています。

 お申し込みの方には録画を後日配信しますので、当日ご都合のつかない方も安心してお申し込みいただけます。

 皆様のご参加をお待ちしています。

東京大学大学院教育学研究科
バリアフリー教育開発研究センター
会場
zoomウェビナー・オンライン、無料

講演者紹介

大内紀彦(おおうち としひこ)

神奈川県立鶴見支援学校教諭。東京大学非常勤講師。
1976年生まれ。イタリア国立ヴェネツィア大学大学院修了。
専門はイタリアのインクルーシブ教育。
訳書に『イタリアのフルインクルーシブ教育―障害児の学校を無くした教育の歴史・課題・理念―』(明石書店、2022年)、『バザーリア講演録 自由こそ治療だ!―イタリア精神保健ことはじめ―』(共訳、岩波書店、2017年)、『精神病院のない社会をめざして―バザーリア伝―』(共訳、岩波書店、2016年)。共著に『インクルーシブな教育と社会:はじめて学ぶ人のための15章』(ミネルヴァ書房、2024年)などがある。
2023年4月からの1年間のイタリア滞在の調査記録をまとめた『フルインクルーシブ教育見聞録―イタリアの現場を訪ねて―』(現代書館)が2025年1月末発売予定。アマゾン等で予約受付中 https://amzn.asia/d/6r2BdS0

タイムテーブル

時間 内容
20:00 ご講演開始
21:00 10分休憩後、質疑
22:00 終了予定(30分程度延長の可能性あり)

注意事項

・当日は文字通訳による情報保障を行います。それ以外の配慮の必要な方は、できるだけ早い段階でご相談をお願いします。

・当日、チャットで意見交流を行います。

・文字保障・チャット機能を十分にご利用になられたい方は、パソコンでのご参加をお勧めします。

・スマホやタブレットでは、文字保障を利用できなかったり、チャットの表示を消す機能が使用できないことがあります。ご容赦ください。

・ウェビナーで行いますので、カメラオフ、マイクオフでご参加いただけます。参加していることが他の方にわかることはありません。

・後半で質疑を行います。質問をお出しいただいたり、ご意見をご発言になる方については、お名前も含めて録画されます。その点、予めご了解のほど、お願いします。

・後日録画を配信します。ウェビナーの(切抜き)動画をSNSなどにアップすることはご遠慮ください。

・お申込みをされた場合、今後、バリアフリー教育開発研究センター関連の催しのお知らせが届きます。ご不要な方は、申し込みの際に、「 お知らせメールを受信する」のチェックを外してください。
申し込みは終了しました