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~伊勢神宮とSDGs「里編」 ~伊勢神宮の祭典に供える御料について~

講師:千種 清美
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2030年までに達成する目標として、国連で採択された17の目標が「SDGs」です。その中の15番目にある目標が『陸の豊かさを守ろう』です。

今回の講座は「森編」「海編」に続いての「里編」となります。

伊勢神宮の祭典に供える食や布類、器物などを「御料(ごりょう)」と呼びます。

古くからお供え物は、古儀を重んじてきました。
今も、御料地(ごりょうち)と呼ばれる神宮神田、御塩浜、神宮御園をはじめ、鰒、干物、土器、織物の調整所があり、そこで清らかに作られています。
今回は特に、神宮御園、土器、織物、そして萱山についてご紹介します。その歴史を紐解くと、さまざまな困難を乗り越えた工夫や調整があります。

【伊勢神宮の自給自足】
伊勢神宮では、お供えされる食物はもちろん、食器類や神様が着られる着物まで、衣住食すべてを自給しています。
神宮神田では、うるち米ともち米が五十鈴川の水を使って清浄に育てられています。
神宮御園では、神宮の諸祭典にお供えする季節に応じた野菜・果物を栽培しています。
神麻続機殿神社では、神御衣祭にお供えする麻布(あらたえ)を手織りしています。
このほかにも、御塩殿・御料干鯛調製所・土器調整所などで、神宮に行うお祭りで使用するすべてを自給しています。

自給自足と書くのは簡単ですが、現代人の私たちには想像もつかないような知恵と労力が必要なのです。古くから確立された文化を今日まで持続していくことは、大変な事です。

御饌は1500年以上にわたり自給自足を原則とし、地域で自給される特定の食品に限られ、それを今日まで守り続けられてきたことに驚きます。

現代においては、もし自給できなかった場合、プロが作る高品質な食品を手に入れることは可能です。しかし、安心するには、産地・表示偽装を許さない信頼できる情報提供に基づいて、生産や加工のプロセスが確認できる仕組みを手に入れることが不可欠です。

そう言った意味では、自給自足の原則は、究極のトレーサビリティを備えた安心システムと言えるかもしれません。

さぁ、伊勢神宮から学ぶ、持続可能の考え方。SDGsでひも解いてみましょう。
会場名
五十鈴塾右王舎
ホームページ
https://isuzujuku.org/
住所
〒5160026 三重県伊勢市宇治浦田1丁目5−3
アクセス

講師紹介

千種 清美

文筆家・皇學館大學非常勤講師

その他

※参加費は当日、受付(五十鈴塾 中王舎)にてお支払いください。

※申し込み受付後、自動返信メールが送られます。受信画面にメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダやゴミ箱に自動的に振り分けられる可能性がありますので、一度ご確認頂きますようお願い致します。
※返信メールが届かない場合は、五十鈴塾までご連絡ください。
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