伊勢春慶は檜の木目が透ける濃い赤色が特徴の地味な実用雑器です。室町時代、神宮御造営の余材を加工して膳や箱などを作ったのが始まりとされています。江戸中期には参宮客用の器や土産として大量に生産され、明治に入ると伊勢国産漆器のブランドで全国に広まりました。
プラスチック製品が出回って生産は途絶えかけましたが、河崎まちづくりの中で「里帰り伊勢春慶展」をきっかけに再生事業として、職人の育成を図る機運が盛り上がり、平成16年に伊勢春慶の会が発足、素朴な実用の美とぬくもりを求めて努力していることなどをお話しいただきます。
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