本年は、インフルエンザの流行が例年より早いといわれています。
10月1日からインフルエンザワクチン接種が始まっていますので、早めに接種することをお勧めします。
昨年から、従来の不活化ワクチンの他に、2歳から19歳未満の方には、経鼻ワクチンも選択肢の一つとなりました。
これは、両側の鼻の粘膜に1回0.1mlずつ噴霧する3価の弱毒生ワクチンで、米国では2003年から、ヨーロッパでも2013年から使用されています。
注射嫌いの子どもさんや、痛みが苦手の方には嬉しいニュースです。しかし気管支喘息の患者さまや妊婦の方、周囲に授乳されている方や免疫不全の方がおられるときは不活化ワクチンの方が奨められています。
かかりつけの先生とご相談になり適切なワクチンを接種していただきたいと思います。
詳しくは日本小児科学会、厚生労働省の情報をご参照ください。
経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの使用に関する考え方(
日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会)
小児に対するインフルエンザワクチンについて(厚生労働省)
インフルエンザワクチン(季節性)(厚生労働省)
大阪府女医会 2025.10.16