からだを感じる、からだに気づく
・ストレスと心身の反応
・自分とつながるボディワーク
・からだ&マインドフルネス
今回はボディワーカーの小笠原和葉さん(一般社団法人Our Dynamics 代表理事)をゲストにお迎えし、JMPO代表理事・小西とのトークセッションを行います。
小笠原和葉さんは、宇宙物理学の世界から「からだの神秘」に魅せられ、ボディワークの世界へ転身、独自の身体論を普及啓発しながら、セラピストとしても大活躍されています。
「マインドフルネスが流行っているので覗いてみたら、これって『ボディワークと同じ』ではないのか?」と、直感されたとのこと。
唯物論から唯心論ならぬ、「唯身論」の世界に飛び込んだ小笠原和葉さんの語るマインドフルネスは一味違って、とっても面白いに違いありません。
お相手をさせていただくのは、地球工学から「こころの世界」に飛び込んだコニタンです。さてさて、いったいどんなお話になっていくのか、ご期待ください。
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◆開催日時
・2023/05/26(金) 20:00 ~ 21:30
◆本講座の受講料
・非会員:1,000円
・無料メール会員:0円
・一般会員:0円
・インストラクター会員:0円
◆本講座のお申し込み期限
・2023/05/26 19:50まで
※ 定員 70名
※ 最少開催人数 5名
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<トークセッションについて>
マインドフルネスは今や医療分野だけではなく、ビジネスや教育、アートにスポーツ分野など、大きな広がりを見せています。
そこで、本トークセッションでは各界でご活躍のゲストを月に1回お迎えし、マインドフルネスの魅力や効果、具体的な実践方法、未来の姿について、自由に語りあいます。
登壇者について
小笠原和葉さん
一般社団法人OurDynamics 代表理事
大学院で宇宙物理学を専攻後、SEとして国内大手ITベンダーに就職。 その後、自身の健康への問題意識をきっかけに、フィジカルとメンタルとの関係性に着目、研究を始める。
人間全体をひとつのシステムとしてとらえ、より良く生きる生きるための身体性や生理学について、個人から企業までそれぞれのニーズに合った形で幅広く教育・啓蒙を行い、近年ではビジネスパーソンや組織開発分野に「身体性」の視点を導入することによる可能性開発に力を入れている。
オフサイトの企業研修ファシリテーションや、身体を通して経営者の成長や変容をサポートをするなど、 幅広く「本来的な個の可能性」にアプローチし開花させることを得意としている。趣昧はフィギュアスケート鑑賞。一児の母。著書に『理系ボディーワーカーが教える“安心” システム感情片付け術』(日貿出版社)。
力リフォル二ア州認定マッサージプラクティショナー
クラ二オセイクラル・プラクティショナー(CHA)アシスタント・チューター
ソマティック・エクスペリエンシング(Somatic Experiencing®)認定プラクティショナー
宇宙物理学修士、東北大学医学部大学院研究生
小西喜朗
JMPO 代表理事
精神保健福祉士、一般社団法人 日本マインドフルネス普及機構(J M P O)代表理事、小西ストレスマネジメント研究所所長等を務める。
学生時代にインドを旅しながら、科学技術と幸福との矛盾に気づく。京都大学工学部(現、地球工学科)を卒業後、PHP研究所等を経て、メンタルヘルスケアを推進するウェルリンク株式会社の設立に参画。
2010年 日本マインドフルライフ協会理事、2012年ジョン・カバット-ジン招聘プロジェクト実行委員、2013年日本マイドフルネス学会理事等を経て、現職。
マインドフルネスこそが究極のストレス対策だと確信し、セミナーや講演などを積極的に行う。
著書・共著に『思考を整え集中力を高める練習:世界のエリートがやっている「マインドフルネス」の秘密』(方丈社)、『メンタルヘルス・マネジメント』(PHP研究所)、『ポジティブ心理学再考』(ナカニシヤ出版)等、多数。
マインドフルネスは心の科学的なトレーニング法
◆マインドフルネスの効果
マインドフルネスは心理療法やストレスケア、各種の能力開発、リーダーシップまで様々な分野で活用されています。それらのコアとなるスキルを本講座では習得します。
① 感情に流されず、自分らしく生きる
ストレスを受けてイライラしたり、落ち込んだりする、忙しさに自分を失ったりすることはないでしょうか。マインドフルネスは自身の心と体の状態への気づきを促進します。マインドフルネスを実践することで、自分をよく知り、自分自身と仲良くなり、自分らしい幸福を実現できます。ストレスは軽減され、免疫力もアップします。
② 人間関係が改善し、周囲と調和できる
自分の心身の状態に気づき、自分自身を受け入れることで、周囲の人たちや環境にも気づきやすく、また受け入れることができるようになっていきます。マインドフルネスを実践することで、無理なく、周囲の人たちや環境と調和する生き方に近づきます。こうした関係が幸福な生活の実現につながるでしょう。
③ 発想力や創造性が高まる
私たちの日常行動の9割以上は自動行動で占められていると言われます。こうした自動操縦の状態に気づくことで、心を自由に開放することができます。マインドフルネスを実践することで、「初心力」が身につき、自由な発想や創造性、判断力が高まります。変化の時代を柔軟に生き抜く知恵となるでしょう。
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Q&A マインドフルネスについて
Q:マインドフルネスを日本語に訳すと、どうなるのですか?A:日本語では「気づき」と訳されることが多く、漢語では「念」と訳されました。仏典では「注意すること」「心がけること」「思い出す」「忘れない」といった意味で使われます。
八正道の七番目にある「正念」(sammā-sati)を英国人のパーリ語研究者のリース・デーヴィッズが ‘Right Mindfulness ’と翻訳(1881)しました。
Q:マインドフルネスとはそもそも何でしょうか?
A:もともとマインドフルネスは仏教瞑想の中心となる考え方で、日本語では「気づき」と翻訳されることが多く、自分の身体や周囲の出来事、心の動きなどを観察し、あるがままの状態に気づくことを意味します。この気づきの技法が医療現場等で治療ケアのための瞑想法としてマニュアル化され、2000年以降には「科学的な心のトレーニング技法」としても着目されるようになっています。
Q:マインドフルネス瞑想と呼吸法はどう違うのですか?
A:呼吸法は「特定の呼吸の方法によって何らかの効果を得るもの」です。例えば、4秒吸って、4秒止めて、4秒吐くなどのように、呼吸法では呼吸の方法が決まっています。一方、マインドフルネス瞑想では、呼吸をコントロールしません。自然呼吸をただ観察するのが基本となります。
Q:マインドフルネス瞑想とリラクゼーション法は異なるのでしょうか?
A:マインドフルネス瞑想では「こころの安定」が大切であり、リラックス効果もあります。しかし、マインドフルネス瞑想はリラックスが目的ではありません。「今、ここ」での体験に「気づく」ことで自己理解を深めるのがマインドフルネスです。
Q:マインドフルネスには副作用はありませんか?
A:短時間のマインドフルネス瞑想で副作用が起きた例はありません。ただし長時間の集中を伴う場合には副作用の可能性が出てきます。経験豊かな指導者に学ぶことは安全のためにも大切です。
Q:瞑想をしても雑念ばかりで、「無」になれません?
A:雑念は出てくるものです。むしろ、雑念に気づくことが大切であり、「気づいたら、呼吸に戻すこと」が集中力のトレーニングとなります。マインドフルネス瞑想では「無」になる必要はまったくありません。雑念は「瞑想の宝」でもあり、「今、ここ」の状態に”あるがまま”に気づくことを目指します。もしも何かを考えたなら、何かを考えたと気づくなど、自身の心の動きに気づくことが大切です。