【iNEXT有料会員以外・一般用お申込み】精神科治療と心理支援の徹底対談

概要
「臨床心理マガジンiNEXT」掲載の対談に、新たな対談を加えて編集した「そもそも心理支援は、精神科治療とどう違うのか−対話が拓く心理職の豊かな専門性―」（遠見書房）が出版されました。これは、医学モデルの影響が強い公認心理師制度の中で「改めて心理支援の専門性とは何か」をテーマとした対談集です。

5月初めに版元の遠見書房が出版予告をSNSで発信したところ、すぐに6万レビューを超える反応がありました。出版後は、多くの皆様に購入をいただいています。改めて心理職にとって、さらには心理支援のサービスを受ける多くの皆様にとって、「医学モデルに従うのではない心理支援の専門性とは何か」を考えることの重要性と必要性を強く感じています。

そこで、臨床心理iNEXTでは、緊急企画として同書の巻頭対談の精神科医の黒木俊秀先生と、掉尾を飾る対談の心理職の信田さよ子先生にご登壇をいただいて、冒頭に示した「精神科治療と心理支援の徹底対談」と題する出版記念のオンライン講習会を開催します。

今回の講習会では、本職である「精神医学・医療」の最新動向についてお話をいただきます。これは、日本の状況ではなく、欧米の「精神医学・医療」、特に診断分類の最新状況をお話しいただきます。その内容は、現行のDSMのカテゴリー（区分）的分類は遅かれ早かれ無くなり、デイメンジョン（次元）的理解に変わっていくという、日本では知られていない事実です。しかも、その診断分類を変えたのが心理学研究なのです。精神医学の中核にある診断分類が変わることは、精神医学と心理学の関係は根本的に変わることです。この世界の最新潮流が日本の時代遅れの精神医療にどのような影響を与えるのか。少なくとも医学モデル中心のヒエラルキーは維持できなくなります。

そのような世界の最前線の精神医学と心理学の関係事情を受けて日本公認心理師協会の会長の信田先生にリアルタイムの指定討論をお願いしています。世界の精神医学や心理学の動向を踏まえて、信田先生が日本の旧式の、偏った精神医療の現状や心理職との関連のどのようなコメントをされるのか楽しみです。まさに日本の現状追認の過剰適応の言説ではない、徹底対談が期待されます。

日程とプログラム
2024年7月6日（土）　9時〜12時
（Zoomによるオンライン・セミナー）

■企画趣旨　「対話の力を信じる」　下山晴彦

「そもそも本」出版記念講習会
精神科治療と心理支援の徹底対談
―世界の最前線を知れば日本も変わる！―　

＜前半＞
◾️基調講演「精神医学・医療の最新動向と心理支援」黒木俊秀
◾️指定討論「心理職の未来に向けて」信田さよ子　
　
＜後半＞
◾️課題提起「心理職は「ときめき」を取り戻せるか」下山
◾️鼎談：黒木✖️信田✖️下山
◾️参加者との質疑応答

＜新刊書＞
そもそも心理支援は精神科治療とどう違うのか


　　
参加費
臨床心理iNEXT有料会員以外・一般：￥1,000　定員：150名
税込み：￥1,000（税抜き：￥910　税：￥90）

※有料会員の方は、下記の【iNEXT有料会員専用】よりお申し込みください。
　★有料会員以外・一般の方のリアルタイム視聴の申し込みページです。オンデマンド視聴は含まれておりません。
有料会員の方：無料
こちら【iNEXT有料会員専用】よりお申し込みください。

申し込み締め切り
2024年7月2日（火）24:00　
（同日時をもちまして本申し込みページが無効となります。定員に達した場合には、締め切り日を待たずに無効となります。）

※ Zoom URL等は、7月3日（水）にご登録メールアドレス宛に配信する予定ですので、必ずメールの内容をご確認ください。
※ 上記を過ぎても当日のご案内が届いていない場合は、迷惑メールをご確認ください。 見当たらない場合7月5日（金）12：00（正午）までに<user-support@cpnext.pro > までお知らせください。直前や当日の対応はいたしかねます。
※お申し込み後のキャンセル・返金は受け付けておりません。
※ 当日参加できない方に向けて「オンデマンド視聴のお申込み」を設けております。
参加費用　税込み：￥1,500（税抜き：￥1,364　税：￥136）