【オンデマンド視聴お申込み】なぜLGBTQは、相談に行けないのか？

概要
本企画は、対人援助職が知っておくべき「LGBTQが経験している深刻な困難」と、多様な性のあり方を学ぶことを目的としたオンライン講習会です。講師のみたらし加奈と松岡宗嗣が当事者の観点からLGBTQに関して対人援助職が知っておくべきことを講義し、参加者は事例検討を通して実践的に相談の在り方の理解を深めます。そのため、今回の講習会では、心理職だけでなく、幅広く対人援助職の皆様にもご参加いただけるようにしました。医学モデルではなく、社会モデルに基づく対人援助の方法を当事者と対人援助職が共創していくためのiCommunity講習会です。

我が国でも、最近、同性婚を認めないのは違憲、あるいは違憲状態との裁判所の判決が出ました。また、「同性カップルも犯罪被害者給付金を受給できる」との最高裁判所の判断が出ました。このように少しずつではありますが、社会のLGBTQの理解も改善しつつあります。しかし、社会全体としてみるならば、まだまだLGBTQへの理解が十分に進んでいるとはいえません。

多くのLGBTQは、「自分らしく生きられない」と強く感じており、社会の中で差別やハラスメントを受け、孤独を感じています。LGBTQのメンタルヘルスは悪いとの調査結果があり、自死や自傷に至る場合も少なくありません。ただし、相談に行っても、相談担当者のLGBTQへの理解が十分ではなく、逆に傷ついて相談を中断することも多くなっています。
そこで、臨床心理iNEXTでは、「当事者の声を聴いてほしい！」や「当事者の苦しみを知ってほしい！」ということを原点として、多様な性のあり方の理解に基づく相談方法を学び、創造していくためにiCommunity講習会を企画しました。

広くLGBTQの相談援助において何が必要なのかを学び、事例検討を通して多様な性のあり方の尊重への理解を深めるオンライン講習会です。多くの方の参加を期待しています。


講師
みたらし加奈（公認心理師・臨床心理士）
松岡宗嗣 （一般社団法人Fair）

【ゲスト】石丸径一郎（お茶の水女子大学）
【司会】下山晴彦（臨床心理iNEXT）


日程とプログラム
2024年5月8日（水）17時〜2024年5月22日（水）17時
（2024年4月28日（日）のオンライン・セミナーの動画を配信します）

なぜLGBTQは、相談に行けないのか？
−自死や自傷に至る“生きにくさ”を援助職は理解できているか−


🔸援助者が知っておくべきLGBTQについての理解
・知っておいてほしい知識と情報
・社会や制度との関連における困難
・メンタルヘルスの状況
・対人援助職に期待すること／留意してほしいこと

🔸 LGBTQに関する相談事例の提示と検討
・提示事例についての検討と解題
・心理職を含む対人援助職のニーズと責任
・心理職を含む対人援助職の課題

🔸 LGBTQ理解の現状と課題
・コメント　石丸／下山
・座談会　みたらし・松岡・石丸・下山
・参加者との質疑応答

参加費
オンデマンド視聴：￥2,000（定員：300名）
税込み：￥2,000（税抜き￥：1,819　税：￥181）
リアルタイム視聴に参加できない方に向けて「オンデマンド視聴」を設けております。

　★当日のリアルタイム参加はできません。

リアルタイム視聴…【臨床心理iNEXT「有料iCommunity」メンバー】【臨床心理iNEXT「有料iCommunity」メンバー以外】


申し込み締め切り
2024年5月7日（火）24:00　
（同日時をもちまして本申し込みページが無効となります。定員に達した場合には、締め切り日を待たずに無効となります。）

※ 視聴URL等は、5月8日（水）にご登録メールアドレス宛に配信する予定ですので、必ずメールの内容をご確認ください。
届かない場合には、 Eメールにて<user-support@cpnext.pro> 宛にお問い合わせください。

※ 視聴期限間際や視聴期限を過ぎてからの視聴不可やURLの未着、期間延長のご希望などのお問い合わせにはお応えできません。