ポストコロナの社会に向けて「新しい日常」へのシフトが進む中、社会的マイノリティのニーズやリアリティはどれほど考慮されているのでしょうか。今回のシンポでは、2回連続で、「ニューノーマル」という規範が新たな排除と抑圧の契機となる危険性を踏まえつつ、ポストコロナ時代における多様性の包摂に関わる課題を現場の実態を踏まえて議論したいと思います。
第1回の9月26日には、距離を取り、接触を避けるという「新しい生活様式」が、障害、言語・文化、家庭環境等をはじめ多様な特性や背景を持つ子どもたちが関わり合い学び合う「共在の場」としての学校に何をもたらすことになるのかについて考えます。参加費は無料です。ぜひご参加ください。
今回、対面では開催せず、オンラインのみでの開催となります。お申込いただいた方にzoomのURLをお知らせします。(500名限定)
講演者紹介
清水睦美
移民(ニューカマー)の子どもたちの教育問題を精力的に調査・研究してこられました。当日は、いま、移民(ニューカマー)の子どもたちがコロナ禍で、どんな学校問題に直面しているのかについてお話しいただきます。 (ご経歴)日本女子大学人間社会学部 教授。長野県内の公立小中学校での勤務を経て、早稲田大学社会科学部へ学士入学。2005年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。専門は教育社会学。御著書に、『震災と学校のエスノグラフィー: 近代教育システムの慣性と摩擦』、2020年、勁草書房。『いちょう団地発!外国人の子どもたちの挑戦』、2009年、岩波書店。『ニューカマーの子どもたち』、2006年、勁草書房、他多数。
藤江康彦
学校における授業研究を精力的に展開してこられました。当日は、コロナ禍において、学校の授業に焦点をあてて、ソシアル・ディスタンスという「壁」がどのような問題をもたらしているかについてご講演いただきます。(ご経歴)東京大学大学院教育学研究科教授、博士(教育学)。1970年静岡県生まれ。東京学芸大学、広島大学大学院に学ぶ。お茶の水女子大学、関西大学を経て、現職。専門は、教育方法学・学校教育学・教育心理学。御著書に、『小中一貫教育をデザインする』、2019年、東洋館出版社。『これからの質的研究法』、2019年、東京図書。『21世紀の学びを創る: 学習開発学の展開』、2015年、北大路書房。『授業研究と学習過程 (放送大学教材)』、2010年、放送大学教育振興会。他多数。
注意事項
情報保障など、配慮が必要な事項がおありの方は、9月20日までにご相談いただきますよう、お願い申し上げます。本シンポでは、zoomを用います。予め、下記にアクセスしていただき、無料のアプリ「ミーティング用Zoomクライアント」をダウンロードしてください。
https://zoom.us/download#client_4meeting
ウェビナーで行いますので、ご参加者の皆様のカメラ・マイクなどは使用いたしません。また、どなたがご参加になっているかなど、ご参加者相互の情報も見えない形になります。
なお、当日の録画・録音等はご遠慮いただきますよう、お願い申し上げます。
申し込みは終了しました