古来より、人間は音と非常に深い関係があります。
そもそも、英語で「人間」を意味する“person”という言葉は、ラテン語の“per sonare”(音を通して)に由来すると考えられています。(注1)『新約聖書』の中の「ヨハネによる福音書」の冒頭の記述「はじめに言葉ありき」は、言葉=音の持つパワーを絶妙に表現しています。
私たち人間は、その音の持つパワーをさまざまな形で取り入れてきました。リズム、メロディー、振動、そして、言葉・・・。宗教儀式には鳴り物は欠かせません。キリスト教の聖歌、仏教の声明やお経、神道の雅楽など、聞くだけで意識が変わる音が沢山あります。
近年、“音の癒し”が注目されています。人間には五感がありますが、音の振動は聴覚だけでなく振動感覚として全身に作用します。量子物理学で言えば、全てはエネルギーでできており、音の振動もエネルギーですから大きなパワーを持っていることになります。
音叉セラピーの世界へようこそ ~音叉・振動・エネルギーの癒しに興味を持ったら最初に読む本~より抜粋
著 / 一般社団法人 日本音叉療法協会
私が音叉に惹かれたのは、音楽療法について学んだことがきっかけです。
サモス島で生まれた古代ギリシャの数学者であり自然哲学者のピタゴラスは、人が病気になるのは心と体の調和が乱れているためと考えました。
ピタゴラスは、一弦箏(モノコード)という楽器を作り、振動を利用して音程を測定し、音(振動)と数の整数比の関係を発見しました。
そして、ピタゴラス音階といわれる音律で魂を鎮める音楽を作曲し、患者に調和した音楽を聴かせることによって、心と体の乱れを鎮め病気を治療しようとしたそうです。
要するに、音楽の調和は乱れた心身の調和を調整する力があるという考えです。
また、強壮剤をトニック(tonic 主音)と呼ぶのは、このピタゴラスの音楽療法に起源があるからです。
この事からも音は、今も昔も変わらない療法であることは、自明の理なのでしょう。
量子力学の世界でも全ての万物はエネルギーであるとわかっており、人間や物も全て目に見えないレベルで振動しています。
音=振動=エネルギーで同じ周波数という単位で表します。
文明の利器が発達し続ける現代において、その固有の振動数を侵すもので溢れてた環境が作られてしまっています。
その影響によって、本来の振動数を保てなくなることから、毎日がとても生きづらいと感じたり、病に侵されたりするなどと、ココロとカラダのバランスを崩されてしまう方が多いと感じております。
そんな方に、音叉はその人本来の振動数を整えるサポートとなり、力強い味方になります。
その人本来の振動数を整える力があるだけでなく、科学的根拠に基づいて、筋肉がほぐれたり、血流の改善、痛みを緩和する力があります。
そして、何よりもメンタルを癒すことがとても得意としています。
是非、本来の貴方にある健全な美しさを音叉の振動で取り戻しませんか?