南山城村の中心部を東西に木津川が流れています。木津川には3つ、橋が架かっていますが、そのうちの1つが、ユニークな恋路橋(こいじばし)です。
またの名を「沈み橋」とか「潜没橋(せんぼつきょう)」とかいうように、川の水量がふえると、沈んでしまう橋です。正式名は大河原橋です。
この橋が完成するまで、この辺りでは木津川は船で渡るしかありませんでした。戦争中の昭和19(1944)年、燃料の亜炭を大河原駅へ搬出する必要があり、架橋工事が着工され、昭和20(1945)年3月、花崗岩を使用した長さ95.3メートル、幅3.6メートルの石橋が完成したということです。
車やバイクで渡るのは、少しドキドキするかもです。