猫診療科
猫に優しい診察・治療
~猫好きスタッフが笑顔でお待ちしております~
猫はとても繊細な動物です。具合が悪くてもなかなか表に出してくれないため、気づかない内に病気が進行してしまう事があります。
また、体のどこかに痛みがあっても中々教えてくれません。
そういった<猫の特性>に留意して診療をさせて頂いております。
猫ちゃんのストレスを減らすための工夫をしておりますので、一部をご紹介いたします。
1.広い待合室なので犬と距離を開けてお待ちいただけます。
2.待合室でも猫が安心するフェロモンを用いて、ストレスの軽減をしています。
3.時間外予約診療で誰とも顔を合わせず待ち時間もなく診療が受けられます。 ← オススメ!
他の動物や人と接触する事もありません。
猫ちゃんは本来単独で行動します。
そのため、他の動物や個体の存在にストレスを受けやすいです。
そこでその猫ちゃんだけの時間を設け、ストレス最小限で受診させてあげる事が出来ます。
注)時間外診療は予約制です。
4.猫専用入院室となっており、犬ちゃんの吠える声で怯える心配がありません
5.避妊・去勢手術後にカラーを着ける必要がありません
(吸収される糸だけで手術を行うため術後のストレスが少ないです)
怖がらないよう、痛くないよう気を付けながら診療を行います。
そのためストレス最小限で診療を受けられます。
それでも、暴れてしまったり過度に怖がってしまうのがご心配な方は、受診前にお電話などでご相談下さい。
猫ちゃんに多い病気
・腎臓病:慢性腎機能不全
症状:おしっこやお水を飲む量の増加、食欲減退、体重低下、貧血、嘔吐など
・下部尿路疾患:FULTD(猫下部尿路疾患)、ストラバイト結晶、シュウ酸カルシウム結晶
症状:頻尿(頻繁にトイレに行く)、血尿、オシッコがキラキラするなど
・口内炎:歯肉炎、舌潰瘍
症状:よだれが多い、歯ぎしりをする、食べにくそう、痛そうなど
・鼻結膜炎:ヘルペスウイルス感染、カリシウイルス感染
症状:眼脂(目ヤニ)、涙が多い、くしゃみ、鼻汁など
・心筋症:肥大型心筋症、拘束型心筋症
症状:疲れやすい、呼吸が速い、元気が無いなど
・問題行動:ご家族の方が困ってしまう行動
症状: トイレの失敗、ヒトへの攻撃、同居どうぶつへの攻撃
猫の5つの自由
猫ちゃんが快適な生活をおくるために5つの自由を考えてあげると良いとされています
猫ちゃんがご家庭で生活するのにあたり、可能な限りこれらを守ってあげましょう!
1.餓え・渇きからの自由
2.不快環境からの自由
3.痛み・怪我・病気からの自由
4.生来的行動をとる自由
5.恐怖・絶望からの自由
具体的には・・・
・少量ずつを頻回給餌
・トイレを常に清潔に保つ
・複数個所にトイレを設置
・多頭飼育をしない、多くて三頭くらいまで
・静かな隠れ場所の提供
・捕食行動に準じた遊びなど
ご家庭の事情で実現出来ない事もあるかと思います
可能な事を行ってあげる事で、猫ちゃんも人もより良い生活や関係性を構築する手助けになります
ぜひ、ご参考になさって下さい!
ストレス無く動物病院へ行くために
猫ちゃんは移動したり知らない環境に対して不安感を持ち易いです
その不安な気持ちを少なくしてあげると、ストレスが減ります
そのためにお家で出来る事をご紹介させて頂きます
移動時に安心して入れる場所を準備
1.キャリーケース
・出入りしやすい物を選びましょう
出入り口が複数あるもの、上下に分割出来るものなどが使いやすいです
・猫ちゃんが伏せた状態で、手先からお尻までピッタリの大きさがベスト
狭くて窮屈は良くないですが、広すぎても落ち着きにくいです
2.バッグ
・リュックサックのように背負えるものをお腹側で使うのが良いです
キャリーケースで落ち着く練習
1.準備
キャリーケースの扉を開けた状態、分割タイプなら上を取った状態にします
それをリビングなどの猫ちゃんが通る場所に置きます
2.キャリーの出入り
オヤツなどを中に入れておき、猫ちゃんが自分で中に入るようにします
入ったら扉をしめましょう
短時間で扉をあけます
猫ちゃんが出てくるのを待ちます
自分から出てきたら、オヤツを与えましょう
リラックスした状態で出入り出来るまで繰り返し行いましょう
徐々に時間を延ばしていくようにします
慣れたらキャリーの置き場所を変えてみても良いです
(肥満傾向にある猫ちゃんは、フードの量を減らします)
3.キャリーでの移動
中に入って扉を閉めた状態で持ち運んでみます
(なるべく揺れないように気を付けてあげると良いです)
徐々に移動距離を伸ばして行きます
2.の時と同様に、出てきたらオヤツを与えましょう
慣れてきたら自転車や車など、動物病院に行く手段と同じ乗り物に乗せます
徐々に時間を伸ばして行きます