行動療法科 ~どうぶつとご家族の心のケア~
吠える、噛む、排泄の失敗などでお困りではありませんか?
行動療法科では、それらの<問題行動>を修正します。
(※問題行動とは、どうぶつが人間社会で生活するのにあたり、人間にとって好ましくない行動を指します)
当科で治療したどうぶつたちの問題行動の例
・人を攻撃(噛む、引っ掻く)する
・他のどうぶつを攻撃する
・家具などを破壊する
・留守番中や来客に対して過剰に吠える
・ご家族に対して吠える
・食べ物では無い異物を食べる(小石、布、ビニール、自分の糞便など)
・不適切な場所での排泄(おしっこやウンチの失敗、粗相)
・認知症による徘徊、咆哮など(無目的に歩き回る、狭い場所に挟まる、夜中に吠える)
各種問題行動は、しつけが上手くいっていないため起こっていると考えられる事が多いです。
しかし、体の痛み、尿路疾患、脳疾患、行動に異常を来す身体疾患、精神的な疾患などが原因となっているケースが多々あります。
この場合は、一般的なしつけをしても治りません。
正しい診断に基づいて治療をしてあげる必要があります。
そしてそれが成されれば問題行動は治まります。
完全に治まらなくても、緩和したり軽減する事は可能です。
当科を受診する皆さんは、
ご家族の方が怪我をしてしまったり
寝不足になってしまったり
ご近所から苦情が来てしまったり
人とどうぶつの関係が険悪になってしまったり
手放す事や安楽死させる事まで考えてから
初めて受診される事が多いです。
問題行動でお困りの方はご家族だけであれこれ思い悩まず、どうぞ当科を受診してください。