2022年 西野流呼吸法 好岡塾を設立。
伯父であり西野流呼吸法創始者の西野皓三先生の
天才的な閃きと先見の明を全面的に信頼し、
西野先生が塾生の皆さんに晩年まで指導されていたお稽古内容を、
好岡塾でそのままに承継しています。
好岡塾のお稽古についての詳細は、
ホームページをご覧ください。
日本女子体育短期大学舞踊科卒業
中学校保健体育教諭免許
骨盤底筋ケアインストラクター
余バレエ・アカデミー教師クラス教授法修了
幼少期より西野バレエ団でクラシックバレエ、ジャズダンスを学ぶ。
バレエを通して呼吸の大切さに気づき、
1985年より西野流呼吸法創始者で伯父である西野皓三に師事、
西野流呼吸法の奥深さ、西野皓三の思想、哲学に感銘を受ける。
20才で指導員に抜擢される。
以来、伯父の傍で最古常任指導員として務める。
警察庁渋谷警察署にて2日間にわたり西野流呼吸法の実技指導の特別講座を、
また、財団法人社会経済生産性の洋上研修『生産性の船』にて研修生の
健康維持・向上のため5日間にわたり西野流呼吸法の講座・実技指導を行う。
共同通信社・日刊スポーツ社・主婦の友社・朝日カルチャーセンター、
他多数、各企業での講演・実技指導を行う。
2022年に西野流呼吸法好岡塾を設立。
企業・クリニックなどでも指導を行う。
「好岡塾で行う西野流呼吸法」のモットーは “笑顔溢れる楽しい稽古” です。
笑顔溢れる楽しい稽古は、最もエネルギーが溢れ、昂(たか)められ、健康で楽しい人生を送るための最善の方法であり、西野皓三先生が後世に残したい “生きる真髄” であり “哲学” だと思っています。
“生きる楽しさ” を細胞レベルで捉え、頭で判断する世界から解放される生き方ができれば、自分の持つ最善の能力(潜在能力)が開花されていくはずです!
そんな生き方を、できるだけ多くの方に伝えていきたいという思いで好岡塾を設立いたしました。
「好岡塾で指導する西野流呼吸法」は特に内臓の働き(腸管内臓系)に焦点と重点を置いています。
頬と内臓の筋肉は繋がっているといわれていますが、西野流呼吸法の足芯呼吸を始め、様々な動きを好岡のゆったりとした号令に合わせ、呼吸と共に心地よく行うことで、“内臓の働きが良くなり” 心地よく緩んできます。
内臓が緩むということは、自然と頬が緩んでくることでもあります。
知らず知らずのうちに口角は上がり、いつも自然な笑顔で生活している自分に気づくでしょう。
「西野流呼吸法」は一種の “行” でもあるとも言えますが、昔ながらの “行” のように歯を食いしばり、眉間に皺を寄せ、厳しい表情で頑張らなければ捉えられない!というものではありません。
西野先生が作られたメソッドの実践方法を見誤ることなく正しく理解し、今までの常識を超えた新たな “行” として楽しく行うことこそが、一番の近道であり、偶然の多い楽しい人生を送る近道でもあると感じています。
Q1:好岡塾で、西野先生が晩年まで指導していた指導法を継続しているのは何故ですか?
A1:なぜ、西野先生が晩年まで指導されていた指導法を推奨するかというと、西野流呼吸法は西野先生が医学・バレエ・武道を通して、研鑽を積み、西野先生自らが身をもって捉え “全ての要素を含む最高のメソッド” として作り上げた指導法であり、好岡塾で指導する、足芯呼吸をベースとした「基本稽古」と、基本稽古で培ったエネルギー “気” を相手と交流させながら更にその “気” を高めていく「対気」の二部構成の指導法は、西野先生自らが最後まで伝えて続けてきたカリキュラムだからです。
Q2:でも、このカリキュラムだけで西野先生のように “気” を掴めるのですか?もっと特別な稽古があるのではないですか?もしくは西野先生が歩んで来られた道を同じように歩まなければ、同じような “気” は出ないのではないですか?
A2:そう思う方は非常に多く居られます。ですが、長年お稽古をされている方なら西野先生から直接話を聞いたことがあるはずです。このメソッド(カリキュラム)に全ての要素が含まれているのです。
「僕は今までに “気” を高め、極めるために色々なことを実践してきた。そこで分かったことは、無駄なことが非常に多いということやな。でもなぁ、皆んなはそんな無駄ことをして遠回りをする必要はないねん。このメソッドさえ実践してたら “気” が出るようになるねんで。楽でええなぁ〜。これはそんな凄いメソッドやねん」と、ことあるごとに仰っていました。
そして、このメソッドが完成されてから西野先生自身も毎日実践されていたのが、この「基本稽古」+「対気」であるということです。
勿論、作り上げるまでのプロセスとして様々な研鑽を積んでこられ、試しの動作が幾つもあったことも確かです。ですが、晩年まで西野先生が指導されていたメソッド(カリキュラム)にそれらの動作が加わっていないということが全てを物語っていると言えます。
Q3:本当にこれだけで、“気” が出るようになるのですか?
A3:なります!ならないと思われている方は稽古量と、取組み方に問題があるように思います。技術ではないので、こうやれば良い!というものではありません。
西野先生にも、多くの方が同じような質問を何度となくされていました。ですが、西野先生の答えはいつも同じ、「稽古や」「この呼吸法をやっとったらええ」。
Q4:西野先生のようになりたいのですが、このメソッドをやっていてなれますか?
A4:何を持って「西野先生のようになりたい」と言われているでしょうか。
同じ人物でない限り同じ状態になる事はあり得ません。“生まれもった能力” “生まれ育った環境” “おこなってきた行動や思い”、様々な要因によって人それぞれ溢れ出るエネルギーは異なります。そもそも同じDNAでない限り同じにはなり得ないのです。また一度つかんだものがずっと保たれていくこともなく、常に変化し続けていくのがエネルギー(気)です。
常に質のいい呼吸法の稽古を継続することでのみ、自分に必要なエネルギーを高めることができると考えます。
過去の写真に、西野先生と同じポーズをした指導員の写真が残っていますが、誰1人として西野先生と同じ形にすらなりません。そして、西野先生は “僕と同じになれ” とも言われません。
西野先生が変わらず伝え続けて来たカリキュラムをどれだけ自分のものにしていくかが大事だと思います。
それぞれ違う体型、骨格、癖をもった人間が全く同じ動きになるということはあり得ませんし、「西野流呼吸法」はそれを正しいとするものではありません。
西野先生は、全く同じ動きになるほど怪しいものはないんだ、とも仰っていました。
例えば、芸術の群舞、軍隊、武術と揃えるものを美しい、正しいというものもあるのは確かですが、「西野流呼吸法」はそれとは全く違うものです。それぞれが稽古を重ね、其々が気持ちがいいと感じ取れる動きこそが、今の自分にとって一番いい形であり、また稽古を続けることで、そこから更に変化し続けていきます。
ですから、ご自身のこれからの変化を楽しみに、楽しく心地よくお稽古していただくのが一番です♡
Q5:好岡先生の指導は、他の人と何が違いますか?
A5:私には、他の人以上に “エネルギーを捉える感覚” が強くあります。この感覚は自分でも不思議なのですが、生まれ持った感覚に加え、西野流呼吸法を長年続けてきた結果、培われたものなのだと思います。
西野先生は生前、私の感覚の鋭さに非常に興味を持ってくださっていました。原則、西野流呼吸法では治療行為はしませんが、エネルギーにどの程度の威力があるのかを確かめるために、様々な事柄に関わってこられました。その中で西野先生に変わって私が行うことが何度かあり、その時に私自身の “気を発した感覚” や “体感したこと” など、西野先生はとても興味深く聞いてこられていました。
その感覚が、40年経った今もなお研ぎ澄まされ続けていることに、人間の持つエネルギーの素晴らしさを実感しています。その感覚を持って、私は好岡塾でお稽古される塾生一人ひとりに対して、的確なアドバイスができ、気を送る(交流させる)ことができているといえます。
西野流呼吸法のメソッドを指導するということは、極端な言い方をすれば順番さえ覚えていれば誰でも教えることができ、一辺倒のアドバイスであれば数年稽古している人であれば誰でもできることだと思います。ですが、エネルギーを捉える能力や感覚は、簡単に真似のできることではありませんし、ましてや人に伝えることは容易ではありません。テクニックや指導法として伝えることとは全く次元が違うことだからです。
長年お稽古を重ねている方であれば、私と他の人との違いを実感とし、捉えていただくことができると思います。現にそれを感じていただけている方々が、国内外問わず私の稽古を楽しみに好岡塾のお稽古にご参加くださっています。
しかし、もしその違いや “気” が感じられなくても大丈夫です。大事なことは“楽しい”とご自身の身体が感じること。まだ、経験されたことのない方は是非一度その感覚を味わいに参加してみてください♡
Q6:私は遠方に住んでいるので、なかなか世田谷区東松原まで行くことができません。オンラインレッスンなどはありませんか?
A6:そうですね。遠方にお住まいですと、時間を掛けてのご参加は時間的にも大変な労力ですし、億劫でもありますね。
オンラインレッスンも検討していますが、“対気” の稽古は対面でしか行うことができません。この対気が1番楽しく、そして身体の細胞内のミトコンドリアに劇的な変化をもたらせてくれるものです。
現在 好岡塾では私との稽古を楽しみに全国各地から多くの方々が足を運んでくださっています。国内では北は北海道、南は奄美大島まで。毎週欠かさずご参加の群馬・静岡・京都在住で方や、毎月集中的にご参加の富山・大阪在住の方もおられます。海外では、イタリア・アメリカ・ブラジル・ポルトガル・オーストリア・オーストリア…本当に遠くから多くの方々にご参加いただきとても嬉しく有難く思っています。
大事なことは “どこだから通いやすい” ということではなく、“誰から学びたいか?” です。ご自身の大切な時間をどこでどう費やすかはご自身の選択でしかありません。
Q7 : 私は “気” はよく分からないし、あまり興味はありません。好岡塾は “気” に関することだけを指導しているのですか?
A7 : とてもいいご質問ですね。“気” “エネルギー” と言われると、特別な人が持つ能力のように思う方もおられるかもしれませんが、そうではありません。
西野流呼吸法では、気とエネルギーは同じことを意味し、生きるためのエネルギーをさらに高めていくものです。
西野先生が何のために「西野流呼吸法」を創始されたのか。それは人間の持つ潜在能力を最大限に活かし、頭の世界に囚われることなく、イキイキと楽しい人生を送るためです。それをはき違え、一つのことに囚われてしまったり、振り回されたりしていてはとても勿体無いことです。
人間はバイオリズムの中で生きています。良い時もあれば悪い時もあります。良い時は何もしなくて良い状態です。ですが、悪いときには何をやってもうまく行かないということが度々あります。
うまくいかない中にうまくいくことがある。それが楽しいのです。
そしてそのうまくいかなかった時に、人は頭に振り回され、メンタルにも悪い影響を及ぼします。そんな時こそ良い呼吸をし、良い循環を取り戻してこそ、生きることがまた楽しくなっていくのです。
そのために、調子の良い時もそうでない時もコンスタントに質のいい呼吸を心掛けることで、いざ!という時に能力を発揮してくれるのが、ご自身の持つエネルギー “気” です。
“気” を捉えるという言葉に振り回されず、毎日が楽しく過ごせるよう、ご自身の身をもって、細胞レベルで呼吸の素晴らしさ、ご自身の身体を捉える楽しさを味わってみてください。
好岡 由樹子