催眠療法で、無理のない学校復帰を目指しませんか


 「不登校」という言葉は、本来、行くことが求められている学校に行けていない状態を指します。

 その背景は一人ひとり異なり、必ずしも行かないことが悪いわけではありません。

 子どもさんによって、不登校で感じる良いところや困りごとは、それぞれちがいます。


 ただ、学校に行けていない状況は、子どもさんにとっても親御さんにとっても負担が大きいものです。

 学校での生活が止まってしまっている不安や、先の見えない焦りがつきまといます。

 「無理して行かなくてもいいよ」と言われても、子どもさんにとっては 行ってもしんどい・行かなくてもしんどい ―
そんな状態が続いてしまうことがあります。

 いっときの安心感が得られても、不安が再び大きくなってしまうことも少なくありません。

 意識では「頑張らなきゃ」と思っても、無意識にたまった不安やつらさが、行動にブレーキをかけてしまうのです。




催眠療法で期待できること


 不登校が続き、気持ちが不安定になると、大切な言葉でも心に届きにくくなることがあります。
 催眠は、シャットアウトされた心にも、無理なく言葉を届けることができます。



 不登校の子どもさんに対して、催眠は次のようなサポートができます。

・頭の中のストレスから解放された安心できる状態をつくります

・催眠暗示により、無理のない形で考え方や行動を変えていけます


 (学校や生活面での適応力・対応力は、催眠のサポートによって少しずつ高めていくことができ、その結果、日々のしんどさが軽くなっていきます。)


 催眠にも向き不向きはありますが、合うタイプの子どもさんには、心の負担を軽くしながら学校復帰に向かいやすい傾向があります。


 必要なのは、「行かなければならない」というプレッシャーよりも、「また行けるようになる自信」を取り戻すサポートです。


 学校に行けない、教室に入れない、どうしたらいいのか分からない・・・

 このような状態を抱える子どもさんに対し、催眠暗示療法は、負担をかけずに心の状態を整え、行動へのハードルを下げていくサポートが可能です。




現在の不登校支援の考え方

 現在、文部科学省は、不登校の児童生徒に対し、心身の安定とその子に合った生活の回復を重視しています。
 進学や就職のために、必ず学校復帰を求める支援を行う必要はありません。