アンケート結果には様々な回答データが集まってきます。
その性質や特性、回答者が示した意見・心理がたくさん詰まった宝の山です。
この宝の山のアンケート結果を、アンケート実施の目的に沿って正しく分析することが肝要です。
正しい分析から、ひいては分析結果の有効活用にまで成果を挙げて、
初めてアンケートは成功したと言えるでしょう。
それではアンケートの分析方法にはどのようなものがあるでしょうか?
馴染みがあるのは、同一時点での回答データを比較分析することではないでしょうか?
集まった回答データを集計して、各回答の合計値を比較するような分析です。
学術アンケートやマスメディアのアンケートなどの多くはこの比較分析方法ですね。
この方法は実施したその1つのアンケート結果から分析を行います。
このデータ比較分析に、時間という概念を加えて比較をするとどうでしょうか?
例えば定期的なアンケート、あるいは1回のアンケートなのだけれど回答時間でデータを分割集計してみたり、、
すると時間ごとの変化が現れてきます。
また回答者の性別や年齢でデータを分割集計してみるとどうでしょう?
それぞれの性別、年齢での回答傾向が表れてきます。
このように時間のような別要素や回答者の属性などで回答データを分類して比較する分析方法もあります。
ある属性、ある条件下での傾向差異を比較検討したい場合に有効な分析手法です。
分析手法は本当にたくさんあります。
そのアンケートを通して何を調査したいのか、それによって分析方法を決め、その分析に必要な材料となる回答(サンプル)を収集するための質問を作りましょう。
アンケート作成は目的達成のための設計がとても大切なのです。