世間体や見栄に関わるようなアンケートで調査を実施すると、実際の真実よりも美化された結果が現れることがあります。
例えば
などなど、このような類の質問は実際よりも高めに回答されてしまうことが良くあります。
回答者が世間体を気にしたり、見栄をはってしまうための現象です。
あるいは自分自身はそうありたい、という希望・願望も込みでの回答になってしまうこともあります。
対策として、「間接的な質問のアンケートを作る」という方法があります。
間接的な質問の好例は「主語を回答者から変える」ことです。
例えば
「あなたは必ず自分から挨拶していますか?」
ではなくて
「あなたのクラス(会社)では、みんな必ず自分から挨拶しているようですか?」
と主語を変えてみます。
すると、主語を回答者本人にしていた質問よりも「YES」の割合は下がるかもしれません。
どちらが真実に近いかはともかく、後者の結果の方が客観性の高いアンケート結果といえるでしょう。
質問に工夫を加え、間接的な質問にすること。
特に主語を「あなた以外のだれか」に設定してあげることで、より真相に近い実態を調査することを試みてみましょう。