アンケートを作成し実施したら、なるべくなら一回限りにするのではなく継続して定期的に、何回か同じアンケートを実施するべきです。
これは調査結果の制度を高める目的からです。
※ 一回限りのイベントなど特異・特定なテーマを扱うアンケートはこの限りではありません。
アンケートを実施するにあたっては、どんなに作成時や実施時、また結果の分析と全過程において注意を払っても、大抵その一回限りのくせ・特質が現れます。
作成したアンケートの内容だけが、この「結果の揺れ」の原因になる訳ではありません。
アンケートに回答する人々が各自の理由で、外部的要因に拠り回答内容を左右させてしまうことも多々あります。
(極端な例を挙げれば、「忙しい」など気持ちが焦っている時に回答したらなおざりになるでしょう)
アンケート結果を適切な実態に近づけるには回数を重ねて実施するのが確実です。
その一回限りの何らかの外部要因による「結果の揺れ」は、繰り返しのアンケート実施で排除されるのです。
またアンケートを繰り返して実施する際には、まったく同じ内容のアンケートを実施することがとても重要です。
アンケートを決して作り直してはいけません。たとえ改善のつもりでも、です。
質問は多少の言い回しが変わっただけでも、回答者にとって大きくニュアンスが変わることがあります。
その変化の幅は「個人差」です。予測は困難です。
多少の言い回しの修正でアンケートを作り替え実施したとします。
するとアンケート結果の変化は、もしからしたらその「言い回し変更」かもしれないのです。
まずは極力「まったく同じアンケートを繰り返し実施する」ことを最優先しましょう。
アンケートは極力繰り返し実施して統計を取ること。
アンケート作成時に、定期実施のスケジューリングも一緒にしてはどうでしょうか?