Skype通話を使用してお客様にライブ配信する方法


感染拡大のリスクを避けつつ、これまでの私達のコミュニケーションを維持するのに「Web」はとても有効なツールです。
新型コロナの感染症対策に、実際に対面で行っていた教室やカウンセリングなどのコミュニケーションを
オンラインツールを使用してWebに移行しましょう。
感染リスクを避けながら、心と体の健康を維持しましょう。

今回はSkypeの活用方法をご紹介します。SkypeはWindowsで有名なマイクロソフト社のオンラインコミュニケーションサービスです。

このSkype通話でお客様にライブ配信するには「会議」機能が便利です。
「会議」機能は50名まで接続出来ます。またカメラの有効/無効を切り替えられますので配信する貴方のみカメラを有効にすれば通話をライブ配信と同様に活用出来ます。
つまりWeb経由のオンラインで49名(貴方を入れて50名)までの授業・クラス・レッスンなどを配信することが可能になります。
※もちろん1対1の通話にもご利用いただけます。

▼目次

Skypeに必要なもの

Skypeはアプリ(無料)をインストールしていればスマホやタブレット、パソコンなどどの端末からも利用することができます。
パソコンの場合はカメラが搭載されているか確認しておく必要があります。
マイクもカメラも内蔵されていることが多いですが、モデルによっては別途取り付けが必要な場合もあります。
Skypeを利用するにあたり必要なシステムやインターネット接続の要件は以下の公式情報をご覧ください。
Skypeのシステム要件
Skypeで必要となる帯域幅


Skypeアプリのダウンロード・アカウント登録 [管理者/お客様ともに]

Skypeがインストールされていない場合、Skypeのダウンロードページからアプリのインストーラーをダウンロードしてインストールします。
管理者様はSkypeをインストールしましょう。
※ お客様は必ずしもSkypeのインストールは必要ではありません。

・パソコンをご利用の場合⇒デスクトップ用 Skype
・タブレットの場合⇒タブレット用 Skype
・スマートフォンの場合⇒モバイル用 Skype

インストールしたSkypeアプリを起動してSkypeアカウントを作成します。
初めて起動すると「Skypeへようこそ」画面が表示されますので「はじめる」をクリックします。

「サインインまたは作成」をクリックします。

Microsoftアカウントをお持ちの場合はこのままご登録のメールアドレスを入力してサインインを進めます。
アカウントをお持ちでない場合は「作成」リンクをクリックします。

メールアドレスを入力して「次へ」をクリックします。

お名前を入力して「次へ」をクリックします。

メールアドレスをお持ちでない場合は電話番号を入力します。
メールアドレスをお持ちの場合は「すでにお持ちのメールアドレスを使う」をクリックします。

登録した電話番号、またはメールアドレス宛に”確認コード”が送付されますので、
確認コードをSkypeアプリに入力してアカウント登録は以上になります。

続いてプロフィール画像の登録になりますが、後からでも登録することが可能ですので
何も登録せず進めることもできます。「続行」をクリックします。

オーディオテスト画面が表示されます。
音声が正しく聞こえるかチェックします。後からでも設定が可能ですので「続行」をクリックします。

ビデオテスト画面が表示されます。
カメラからの映像が正しく表示されているかチェックします。後からでも設定が可能ですので「続行」をクリックします。

最後に「OK」をクリックして完了です。

以上でSkypeが使用できる状態となりました。


会議を作成する [管理者の操作]

Skypeにログインしたら画面左より「会議」をクリックします。

するとオリジナルの「会議」スペースが作成されます。
この会議スペースには独自のURLが割当てられます。
URLの有効期限は現状では特に制限が無いようです。

https://support.skype.com/ja/faq/FA34926/jin-suguhui-yi-tohahe-desuka-mata-skype-denoshi-ifang-nitsuitejiao-etekudasai
公式ヘルプより

「会議後も “今すぐ会議” チャットにアクセスできますか?」
リンクはいつでも、必要なときにアクセスできます。 通話の記録が最大 30 日間保管され、チャット内で共有されたメディアはさらに長期間保管されます。

画面右下には「ぼかし」機能があります。
背景の個人情報を隠すにはこちらを有効にします。

カメラ・マイクの有効切り替えスイッチは画面中央にあります。
これから生放送配信するのですから、両方を有効にしておきます。


お客様を会議室に招き視聴してもらう [管理者の操作]

お客様に会議室URLをシェアして、視聴してもらうには「招待を共有」をクリックします。
様々な共有方法がありますが、ここでは「Gmail」をクリックしてメールによる招待を行います。

Gmailがブラウザに表示されました。本文に会議室URLが記載されています。

お客様を送信先に指定し、オンラインレッスンへの招待状にメッセージを書き換えて送信しましょう。


配信を始める (通話の開始) [管理者の操作]

通話を開始することにより配信が始まります。

配信が始まりました。

画面右上に現在会議室内に入室している人の情報が表示されます。
まだ誰もいません。

画面中央下部にマイクやカメラのON/OFF切替ボタンが用意されています。
配信をするのでもちろん両方有効にします。


お客様側のアクション [お客様の操作]

お客様は受信したメールにメールに記載された指定時刻に会議室URLへアクセスしていただきます。

スマートフォンの場合には事前にSkypeアプリをインストールしていただきましょう。(無料)
するとSkypeアプリで通話を開始出来ます。
パソコンで会議室URLにアクセスすると以下のようなダイアログが表示されます。
この時、パソコンにSkypeがインストール済であればSkypeで会議室にアクセスすることも出来ます。
今回は「キャンセル」をクリックしてWebブラウザでアクセスします。

対応しているブラウザはGoogleChromeとMicrosoftEdgeになります。

Skype会議室へのアクセス参加確認画面が表示されました。
「ゲストとして参加」はマイクロソフトのアカウント無しで会議に参加できる方法です。
「サインインまたは作成」はマイクロソフトアカウントでのログインもしくは作成になります。

ゲスト入出時には「名前」を任意に決める必要があります。
設定した「名前」は会議室上で入室中のゲスト名として表示されます。
名前を決めて「参加」をクリックします。

会議室に入室し通話が開始されました。
画面下部中央にカメラ・マイクの有効/無効切り替えスイッチが用意されています。

オンラインレッスンを視聴するならカメラはオフで良いでしょう。
マイクを有効にすると、講師(管理者)とお話をしながら視聴が可能になります。

設定が完了したら会議室に入室しましょう。
「通話に参加」をクリックします。

会議室に入室しました。
講師側のカメラは有効になっていますので講師の映像を見ることが出来ます。
通話も可能です。

この様に入室したお客様は、通話機能を利用して講師が配信する放送を視聴出来ます。
レッスンの模様やカウンセリングをライブ配信しましょう。

画面右上は入室しているゲストのアイコンが並びます。
今入室したお客様のアイコンが表示されました。


配信を終了する (通話の終了) [管理者/お客様共に]

管理者はSkypeよりカメラ機能をオフにすれば映像配信を終了することが出来ます。

通話を終了すれば会議室より退出します。完全に配信は終了です。

お客様もご自身の操作によって視聴終了します。(通話を終了)

このように管理者がSkypeを使用して通話機能による映像配信が可能です。
お客様はSkypeアカウント(マイクロソフトアカウント)を作成する必要もなく視聴できますのでお気軽にオンラインコミュニケーションにご参加いただけます。


「会議」をチャンネルとして管理する [管理者の操作]

作成した会議はSkypeのサイドメニューに残ります。

右クリックで編集ペインが表示されます。
「グループ管理」で会議名の編集などが可能です。

管理しやすい名前に編集しておきましょう。

ここまでの使用法ではURLさえしっていれば誰でもアクセス出来てしまうセキュリティリスクがあります。
「リンク経由でグループを共有」を無効にすると、この会議グループに追加したマイクロソフトアカウント/SkypeIDを所有するユーザーのみがアクセス出来るように会議室の公開を限定出来ます。
→ 必然的に、参加するお客様は皆さまマイクロソフトアカウント/SkypeIDが必要になります。

SELECTTYPEで参加者に会議室情報を一斉に通知するには?
SELECTTYPEの予約システムでは、レッスン枠毎に予約を確定されたお客様へ一括でメールを送信する機能がございます。
Skypeで作成した会議スペースのURL情報をお客様と共有するのに便利です。
参加申込者に一括メールを送信する


会議グループに紐づいたユーザーのみに限定配信する [管理者の操作]

会議室の公開を限定する場合は、URL経由でアクセスしてもらうのではなく
会議スペースにユーザーを追加してスカイプ経由でアクセスしてもらうようになります。

Skypeのサイドメニューの会議を右クリック⇒「グループ管理」をクリックします。

会議の編集画面が表示されます。
「リンク経由でグループを共有」をオフにします。

画面下の「ユーザーを追加」をクリックします。

すでに連絡先に追加されているユーザーからグループに追加する場合は対象ユーザーを選択します。

連絡先に追加されていないユーザーは上部の検索フォームより、「Skype名」または「メールアドレス」で検索します。
該当ユーザーを選択します。

グループに追加するユーザーの選択が完了したら「完了」ボタンをクリックします。

該当の会議を選択して「通話を開始」からお客様を呼び出し配信を開始します。
これで会議グループに追加されたユーザーのみ配信できる状態となります。

Skype通話を使用してお客様にライブ配信する流れは以上になります。
このようにSkypeの会議機能を活用してヨガ教室などのレッスンや授業を行うことも可能になります。
オンラインの場合ですと場所や時間を問わずご利用いただけますので、今まで提供できなかった地域にお住いの方にも
提供できるメリットもあります。
少しでもお役に立てれば幸いです。

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