人間はアンケートにイメージで答えます。


数字を選択肢としてアンケートを作ることは多いのではないでしょうか?

例えば、「残業は平均○時間ですか?」とか「ゲームは一日○時間しますか?」
あるいは「大体週に何回くらい外食に行きますか?」などなど、、

このような人間の記憶から数値を回答してもらうアンケートを作成した際には、分析時に注意が必要です。
人間の記憶による数値はとてもいい加減なものなのです。
※ 大抵、イメージでしかないのです。

例えば10分刻みや100円単位など、選択肢数値を細かく刻んで質問したとします。

Q.あなたが一か月間で趣味に使うお金はどのくらいですか?

この場合、金額を100円単位で細かく刻んで質問したとして、回答結果はどうなるでしょう?
大抵の場合、5000円、10000円などキリのいい数字に回答は集中します。
だれも正確に先月分のコストを算出しようなどと考えないことでしょう。

つまり回答はその回答者が持つイメージから導きだされているのです。

このような回答者がイメージで回答することが予測されるアンケートの質問は、特に分析時に注意が必要です。
アンケート結果を受けてのリアクションを考えるとき、レポートを作成するとき、正確な統計数値という前提で分析してしまうと頓珍漢なことになりかねません。

このような、回答者がイメージで回答することが予測されるアンケートでは、細かい数値にフォーカスするのではなく全体の傾向を捉えるような分析が相応しいでしょう。
もちろん、数値も正確にとりたければ、より実際に近いように質問を工夫してアンケートを作成することも大事です。
しかし人間の記憶はとても曖昧で、アンケート回答者・被験者は大抵イメージで回答するものなのだという事は意識した方が賢明です。

 

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