一つの質問文で聞くことは一つにする


アンケート質問を作成する際には「一つの質問文で沢山のことを聞かない」ことがとても大切です。
一つの質問文にいくつもの質問が散りばめられていては、アンケートへ回答する人が混乱してしまいます。
当然、集まってくる回答はちらかったものになってしまいます。
アンケート結果を取りまとめて傾向分析するには、回答者全員が「何を質問されたのか理解し回答」してもらったものでなければなりません。
回答者が混乱してしまっていては話にならないのです。

例えば以下のような質問を見てみてください。

あなたはこの映画が好きですか?それは何故ですか?

「好きか嫌いか」とう質問と「何故好きなのか?/何故嫌いなのか?」という質問は全く別のものです。
一つの質問でいっぺんに聞いてしまっては、集計が大変になってしまいます。

あなたは外出時に戸締り・電気の付け忘れをきちんと確認していますか?

これでは「戸締り確認はするけれども、電気の付け忘れ確認をしっかりはしていない」など両方には当てはまらない人はどのように答えればよいのでしょう?
どちらも当てはまらない場合はNOと答えて欲しかった、というのが質問者の意図だったとしても、回答者は混乱してしまいます。
「念入りに戸締り確認はするから、電気の付け忘れ確認はそこまでしていないけどYESで良いのかな?」
そんな風に理解し、雰囲気でYESと回答する回答者がいても不思議ではありません。

アンケート質問を作成する際には、多少面倒であっても複数の質問事項があった場合は質問事項ごとに質問を作成すべきです。
「何を質問されたのか?」を回答者に正確に理解してもらうことが、アンケートを正しく実施する上でのとても大事な前提条件であるからです。
「一つの質問に一つの質問事項」を鉄則にしてアンケートを作るようにしましょう。

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