質問の順序で、回答は大きく違ってきます。


アンケートを作る際に注意すべき点として、質問をする順番があります。

最初に全体の質問をし、それからブレークダウンして細かい質問をした場合と
細かい質問から徐々にステップを積み重ね、最後に全体の質問をするとどうなるでしょう?
傾向として実は、最初に全体の質問をした方が最後に全体の質問をするより評価が高くなります。

最初にいきなり全体の質問をされると多くの人が直観に頼って回答するため高くなりがちです。
それに比し、細かい質問のステップを重ね最後に全体の質問をした場合には、最後の質問に回答する時点では、多くの人が多角的に質問ジャンルについて評価をしている状態です。
直感ではなくより精緻な分析を加えての評価となるのです。

また質問の順序が重要なのは、前問へ回答をした内容がその後の質問の回答にも影響を与えていくからです。
いったん良いという評価をすれば、その後の質問は全体的に良い方になるでしょう。極端に悪い回答は出しにくくなります。
逆もしかりです。いったん悪い評価をすれば、その後のアンケートには通底でネガティブな回答をし続けることとなるでしょう。

つまり最初に評価が低くなりがちな質問を置くか、高くなると予測される質問を置くかでアンケート全体の結果傾向が左右される可能性があるのです。

毎月毎年など定期的に、同内容・同種のジャンルのアンケートを実施しその回答サンプルを比較分析しようとする際には質問の順番には要注意です。
毎回質問の順番が同じでなければ比較は難しいということを覚えておきましょう。

アンケート作成時には、もう一度質問する順番について良く検討しましょう。

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