注意!アンケート結果を鵜呑みにしてはいけません!


アンケートに大勢の人が回答してくれる。そして回答結果が出る。
すると結果に顕著な傾向が表れる。
こうなるとアンケート結果を絶対的に信用してしまうのは人情でしょう。
大手マスコミの世論調査など良い例です。
みなさん、参考に、というよりも絶対的に信頼してしまうことが多いのではないでしょうか?

実はアンケートは、その質問方法や選定した選択肢、その他様々な要素によって回答結果が大きく変わります。

  • 質問方法
  • 質問の性質
  • 回答者のコンディション
  • 回答者と質問者の関係性

などなど、大きく回答の方向性に影響を与える要素が沢山あるのです。

例えば、野球に関するアンケートを実施するとします。
「野球がとても好きな人」にだけ質問したとしたら、、
「野球が大嫌いな人」にだけ質問したとしたら、、
質問に回答する人達が持つ前提条件が全く違うのですから、結果は大きく変わります。

あるいは質問を先輩から聞かれた時と、友達から聞かれた時、、、
当然前者は「ざっくばらんに回答し難い」という前提条件を持ちます。

当然、アトランダムに大勢の回答者からサンプル(回答)を集めれば前提条件も「平均化」されてきます。
しかし、先ずはこのように質問の仕方や質問者その他多くの条件によって、アンケート結果は影響を受けるんだということを理解しておきましょう。

このように理解し、正しく前提条件を加味して分析することが、アンケート結果をより有効活用出来る道なのです。
アンケート結果データを多面的に、多くの材料を集めて分析していきましょう。