アンケートの歴史・手法


今では一般的になじみの深いアンケート。

複数の人に同じ質問をして意見を回収し、差異を比較するのが目的です。
質問と回答用の選択肢を定型化することで、表現がばらばらに散らかり勝ちな意見を比較できるようなデータにならすことが出来ます。

世界ではアメリカの国勢調査(人口センサス)が最初のアンケート例だと言われています。
日本では関谷清景(1855/1/12-1896/1/8)という地震・火山学者が明治時代、磐梯山噴火時に現地でアンケート手法による学術調査をした記録があります。
※ 神話の域ですが、10代崇神天皇が調役の賦課(租税割当)のために人口調査をしたと日本書紀に記されています。

アンケートは誰でもかんたんに実施出来ます。
しかしその集計結果を正しく解釈・分析・理解し活用するには世論調査や統計学の専門知識も必要になります。
なんどもアンケートを実施することによって得られる経験則も重要です。
まず最大のゴール・目的設定を行い、それを獲得するためのロードマップを綿密に引きます。
ロードマップのマイルストンが一つ一つの質問といえるでしょう。

アンケートは作り方、質問の仕方によっては意図的に回答を操作することも出来ます。
ネガティブな聞き方、ポジティブな聞き方による印象操作が良い例です。
したがって実施者が主張する意見・見解の材料を作成するためにアンケートが利用されることもあるようです。

アンケートは、とても実施が簡単に出来ます。
そして、さらにその先にある統計学・世論調査の知識に目を向ければ
アンケートをもっと効果的に、もっと活用することが出来るかもしれません。

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