回答者は、どの選択肢も該当しない状況になるとウソをついてしまうことがある


アンケートで選択肢質問を作成する際に、「その他」「わからない」「当てはまらない」「該当なし」といった選択肢を用意することはありませんか?

これは質問の内容にもよるのですが、回答者はどの選択肢にも該当しない状況になったり「その他」のようなイレギュラー選択肢のみが残った場合、ウソをついてまでどれか選択肢を選んでしまうことがあるようです。
(あるいは、「この中でもっとも近いとしたら」と仮定の話で選んでしまったり)

これは回答者の心理的な現象です。

  • 「その他」「該当しない」といった選択肢に疎外的なイメージを持つ
  • 用意された選択肢を選べないと、標準的で無くなるよう感じる
  • 希望・願望で選択肢を選んでしまう

こんな感覚、意外にみなさんにも解るのではないでしょうか?

アンケートを作る際の、選択肢の構成には、このような心理的な条件も踏まえ工夫が必要です。

特に懸賞付きのアンケートなどのインセンティブ(人々の意思決定や行動を変化させるような要因)がアンケートを作成する時は、そのインセンティブに引きずられて、アンケート回答が高水準になり勝ちですから要注意です。

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